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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

一歩踏み込んだマンションの結露対策

2012年10月18日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 結露

コラムカテゴリ:住宅・建物

昨日、対策すべきはアルミサッシ枠に発生する結露だと申し上げました。

なぜ、冬の寒いときにアルミ枠に結露がつくのか、それはアルミの熱伝導率のせいです。
細かい数値は省きますが、冷えた外気やコンクリートの低温は、金属ほどよく伝えます。
それに対して樹脂や木は熱を伝えにくく、樹脂よりも当然、無垢材の方が熱を伝えません。

「杉でぬくぬく」の木製窓枠は、アルミサッシの外枠寸法に合わせて無垢材を加工し、上から被せてしまうことで、冷えたアルミと暖かい室内の空気の接点をなくしてしまおうというのです。
大概のケースでは、写真のように腐っている窓の下の木枠は取り、新しい木枠を入れる前にスプレー式の断熱材を充填します。



次に現場で組んだ無垢材の窓枠をはめ込みます。



窓枠をはめ込み終わった写真です。無垢の杉はそれだけで断熱材と言えるのです。



次に新しい窓枠に合わせて作った木製サッシを枠に取り付けるに当たり、アルミ製の鴨居レール(上部)と敷居レール(下部)を取り付けます。


敷居は無垢材の窓枠の上に取り付けられ、外側の既存のサッシ枠と接していないので冷気が遮断されています。


鴨居も、無垢材の上枠に独立して取り付けられているので同様です。

後は既存サッシのアルミやガラスから空気層を通して冷気が伝わりますが、内側のサッシ枠は無垢材の木製ですから、木枠は冷えを伝えません。

冷えやすいのはガラスですが、既存サッシと新たな木製サッシ間に広く空気層を取っているので非常に冷気が伝わりにくくなっています。

妙法寺モデルルームのデータでは、窓際の外気温が6℃の時、中間の空気層は10℃、室内は18℃でした。
中間の10℃も一番外側よりの温度ですので、部屋に近いガラス面はもっと温度が高くなります。

これは、暖房を使用していないときの温度です。従って、結露が全く発生しませんでした。
ケースバイケースですが、ガラスを複層(ペア)ガラスに代えるとさらに効果が上がります。

「杉でぬくぬく」の効果がおわかりいただけたでしょうか?

室内インテリアが、杉や桧の地色とかけ離れているインテリア(例えばダークオーク等)の場合は、
栂(トガ)材を使ってインテリア色に合わせて着色しますので、どんな部屋にでも対応できます。

木製二重サッシ「杉でぬくぬく」のホームページはこちら→http://forestreform.co.jp/service/index.html

実際に「杉でぬくぬく」をご覧になりたい方はこちら→http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

「杉でぬくぬく」の原産地をお知りになりたい方はこちら→http://fujirin.co.jp/top/index.php

今年も寒くなりそうです。「杉でぬくぬく」で快適な節電マンション生活を楽しみませんか?

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髙岡恭平

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