杉&桐の本棚と一体型の杉の引き戸
5階建の公社型のマンション(例えば、妙法寺の横尾団地)は別にして、民間型の細長い間取りのマンションでは、収納扉はなぜか折れ戸が多いですね。
合板やMDFで作った折れ戸は、低コストと長尺でも曲がらないという特長で、マンションデベロッパーに普及したのだと思います。
昔からそうですが、新築マンションって初めてマイホームを持つ人が多く、それに結婚等ハッピーな衝動的事情であっという間に決めてしまうので、諸々の使い勝手に目が向きにくいのです。
実は何年かマンションに住んだ人からは、この折れ戸のクローゼットを引き戸に変えたいという要望が多いのです。
その理由を聞いてみると…
① 扉を折って開けた時に、2枚に折れた扉の厚み分が、物の出し入れに邪魔になる。
⇒開けた時、端の十数㎝分(上から下まで)にかかる収納物の出し入れがネックになりますね。
② 折れ戸を開けた時に、部屋内側に出てくる分が邪魔になる。
⇒折れ戸があるのは個室が多いのですが、マンションの個室は狭い部屋や細長い変形が多いので、ベッドや机を置くと通路が狭くなることがあります。
引戸にすると、それらの問題は全て解消します。
以下の写真は、須磨区妙法寺 サンヴェール須磨妙法寺モデルルームを工事したときの写真です。
引き戸への工事は、いくつかパターンがあると思います、
① 単純に今の収納空間の開口部を引き戸に代えるモノ
② 間仕切り壁を考慮して、収納の体積を上下左右(下はないか…)に広げ、かつ開口部を引き戸にするモノ
既存メーカーの建具を使うのと、無垢材で建具を新調するのと、どちらがよいのでしょう?
工業製品の考え方は、「建具の規格サイズに合わせて枠をつくる」ですが、
無垢材を扱う森林浴生活の原則は、「枠に合わせて建具のサイズや厚みを決める」ということになります。
メーカーの標準規格の建具が、マンションの開口部に合うことはありません。
なぜなら、マンションは新築時、全てオーダーで作られているからです。
したがって、建具は全て特注、特別納期になります。
無垢材でつくる引き戸は、最初からオーダー品ですので特注、特納期という概念がありません。
節のあるモノ、無いもの、板の種類も様々です。
杉や桧の香り豊かな無垢材の引き戸を、クローゼットで試してみませんか?
無垢材の原産地が知りたい方はこちら⇒http://fujirin.co.jp/top/index.php
実際に無垢材のクローゼット引き戸をご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html