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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

癌の働きを抑えるフィトンチッド

2012年8月19日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 森林浴 健康

コラムカテゴリ:住宅・建物


ヒノキの床のマンションリフォーム(須磨区横尾7-3 横尾4団地 当社モデルルーム)
モデルルームホームページはこちら→http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

森林浴の医学的効果を視覚・触覚・臭覚・聴覚で分けて考えた時、臭覚の健康効果が最も大きいことがわかってきました。
森林の空気に漂ういわゆるフィトンチッドには昔から、殺菌作用や空気の浄化作用があり、
中には人をリフレッシュさせるものもあると言われてきました。

一方、日本人の病死原因のトップはここ数年、ずっとガンです。人の身体には皆、ガン細胞の因子があり、何らかのきっかけで、それらがガン化するという説が有力です。

そんな中、ガン細胞等の働きを抑えることで有名になってきたのがナチュラルキラー細胞です。
この細胞を活性化させることが身体の免疫機能全体を高めることになり、病魔に侵されにくい身体になるのです。

実は近年の研究でフィトチッドの一部が、このナチュラルキラー細胞の活性値を高めることが実証されました。

男性群、女性群に分けて森林の中を約2時間あるかせる実験です。歩く前に血液中のナチュラルキラー細胞活性値を測定し、終わってからもう一度採取して測定する実験です。
直後のみならず、両群とも活性化の効果は1週間も持続しました。
驚いたことに男性群ではその効果が30日も持続したんですね。

男性は、一ヶ月に一度、森林浴に行くだけで、ナチュラルキラー細胞の活性を持続できるということになります。月に一度、森で過ごすだけで健康を維持出来ることは、忙しい現代人にはまさしく朗報と言えます。

こんな実験もあります。桧で作った机120台を置いてある部屋で、約2時間過ごした人のナチュラルキラー細胞活性値も有意に上がったのです。

森の中では何が作用したかわかりませんが、ヒノキの机の置いてある部屋の中なら、かなりの確率でヒノキの香の中に含まれるフィトンチッドが影響したと考えるのが普通でしょう。

マイホームでこれらのフィトンチッド、つまり木の香を自然かつ常に提供出来れば、癌に対抗する環境づくりになると言えるのではないでしょうか?
森の健康医学ホームおえーじはこちら→http://www.fo-society.jp/therapy/

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