節句祭ダイジェスト その2
東日本大震災での記憶
普通の生活を一瞬で失う辛さを共有し、に感謝する心を大事にしたいと思い書き綴りました。
震災から3ヶ月過ぎた、2011年6月28日午後12時40分、商工会議所職員と日本カード株式会社幹部の皆さんと一緒に、いわて花巻空港に到着して、まず最初に目に入ったのが、この応援メッセージでした。
花巻では、震災から三日間停電していたので、沿岸部の被災状況はラジオでしか知る事ができなかった。こんなにひどい被災状況を近くにいながら、知ることが一番遅かったそうです。
ここから、レンタカーで沿岸部の山田町まで約3時間の道のり。
途中に釜石市、大槌町を通ります。
兵庫県からも、この100日間で、職員・教師・警官・消防士など、延べ約5万人が支援に向かいました。
一日500人の方が現地で活動してくれているのです。
中心市街地の被災は、街にとって大きなダメージです。
釜石の市街地は、1階部分が全く空洞になった店舗が多数。
まだ瓦礫が手つかずのままの場所もあります。
大槌町は、役場も機能停止状態。
山田町の入口にある道の駅の看板。
被災商店も、この場所で営業されています。
小さな手作りの看板を頼りに商工会館に向かいます。
もう午後3時半を過ぎていました。
商業事業協同組合の皆様に迎えられ、被災状況などの現状報告をいただきながら今後の支援策の意見交換をしました。
商工会前の広場にWFPの寄贈の大型テントでの商店「なかよし公園商店街」がありました。
女性のスタッフの皆さんがとても素敵な笑顔でお仕事されていました。
子どもたちも公園で元気に走り回っています。
私たち加西市のポイントカード会が今後できる支援は・・・
① 継続的な支援金活動
早急な事業に必要とされる資金の援助がやはり重要です。
② 仮説店舗に必要な什器備品の提供
再開予定の業種を確認しながら、中古什器 または、原価で斡旋できる業者の情報収集を行う。
③ 山田町復興市の開催
10月に、水産加工会社が稼働します。
山田町の物産(しいたけ、松茸、牡蠣の燻製、するめ加工品など)を商業事業協同組合を通じて購入し、加西の地で「復興市」として販売する。
阪神淡路大震災とは違った関わり方になります。
ナショナルチェーンではできない、個店商業者は、地元で生活し地元を支えている「地域のインフラ」である事を改めて理解するとともに、商業者の復興への強い思いが一番の力であるとあらためて確信しました。
がんばろう東北!
頑張れ山田町!!
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