エアコン洗浄はなぜ秋がお勧めなのか?
エアコンを久しぶりに運転するとかび臭く感じたり酸っぱいにおいが取れないことが少なくありません。エアコンクリーニングしても臭いが残っていることがります。なぜ臭いが残るのでしょうか?臭いが取れない原因や、臭いを取り除くための徹底分解洗浄についてお伝えいたします。
目次
エアコンのカビの臭いが取れないのはなぜか?
エアコンにカビが生える原因とは?
エアコンクリーニングは値段で選ぶと勿体ないのはなぜ?
エアコン洗浄スプレーの効果的な使い方とは?
エアコンのカビの臭いが取れないのはなぜか?
エアコンを久しぶりに動かそうとすると
かび臭いにおいが始まります。
気管支炎や喘息持ちの方は臭いだけで
咳こんでしまうかもしれません。
アレルギーの方は鼻がムズムズすることもあるでしょう。
エアコンは熱交換器が冷やされ
ファンが回転して風を当てることで
室内の空気を冷やします。
冷やされた熱交換器に結露した水が集まるため
夏の間はエアコン内の湿度は100%近く蒸れています。
濡れタオルを乾かさずに放置するなら
生乾き臭くなるように
エアコンも十分乾かさずに放置することで
カビ臭さが残るのです。
タオルが生乾き臭がするのは、
使用したタオルに雑菌が残っているからです。
エアコンもクリーニングしても
臭いが残り続けるのは、雑菌が残っている証拠です。
エアコンの熱交換器は、薄いアルミの板が
細かく並んでおりその隙間に
残った汚れはなかなか取れません。
最近のエアコンの熱交換器は分厚くなっており
高圧の洗浄液を掛けても汚れが取り切れていない可能性があります。
また十分に分解しないまま洗浄しても
汚れを残したままになっていたり
汚れをまき散らしている可能性もあります。
そもそもなぜエアコンにカビは繁殖するのでしょうか?
エアコンにカビが生える原因とは?
エアコンにはドレインパンと言われる
結露した水が集まる水路があります。
このドレインパンの水は夏の間は
乾くことがありません。
水は1週間もすると腐ってきます。
そして雑菌も繁殖し始めます。
この雑菌を餌にしてカビが繁殖を始めます。
だからカビないエアコンは1台もありません。
エアコンは、完全に水回りと考えていただいたほうがよいでしょう。
必ずメンテナンスが必要な家電製品です。
エアコンクリーニングは値段で選ぶと勿体ないのはなぜ?
エアコンクリーニングは
こんな映像を見かけることが多いと思います。
でも業者によって分解する程度はバラバラです。
業者によって仕上がりが違うのはなぜ?
入居前清掃で既設のエアコンのクリーニングを
頼むと見えている範囲でしか掃除しません。
分解洗浄する時間がないのです。
カバーも外さずにファンに高圧水をかけるだけ
終わることが少なくありません。
先ほどの写真のように、ビニールで養生しただけで
電気配線を外さずに洗浄する業者はとても多いです。
このように分解する手間を省くなら
のちに火事になるケースがあります。
エアコン洗浄で火事のニュースについて
特にお掃除機能付きエアコンはこのような配線が
張り巡らされています。
これらの配線や電装品をすべて取り除いて
洗浄するなら徹底的に洗えるのでかび臭さを
残さずに済みます。
エアコン洗浄スプレーの効果的な使い方とは?
ホームセンターに売っている
エアコン洗浄スプレーには
『お掃除機能付きエアコンにも使えます』
とあります。
でも
このようなお掃除エアコンのどこにスプレーを
かけられるでしょうか?
写真の注意書きにも警告文が書かれています。
故障の原因になるだけでなく
何も知らずにスプレーするなら火事になることさえあるのです。
エアコンスプレーで火災の真相
エアコン洗浄スプレーは、まったく使えないことはありません。
でもここまで分解してようやくスプレーを
使用できると思います。
スプレーの薬剤の効果に問題はありません。
でも消費者が使用するには、専門知識と
技術がなければ使い物にならないことだけ
ご注意させていただきたいと思います。
ざっと洗うだけのエアコン洗浄ではなく
徹底的なクリーニングを望まれるなら
どうぞご相談ください。