会議での伝わる話し方のコツ

川邊暁美

川邊暁美

テーマ:声の悩み解決コラム

「会議で発言を求められたときに、焦ってしまい、うまく話すことができない」
「声もうわずってしまい、聞き返されることもある」
そんなお悩みをお持ちの方へのアドバイスです。

会議の場で突然、発言を求められたが、自分の考えがまとまっていない場合は、
慌てず、それまでの議論の流れを一度振り返り、まとめてみましょう。

「これまでの議論のポイントをまとめてみますと、まず○○については~という意見が多数でした。
理由は○○と○○ということでした。そして、今、問題となっているのは○○について、これを例年通りでいくか、見直すかということですね。それについて私の意見を言わせていただきますと・・・」

のように、一度、議論の流れとポイントを皆に共有したうえで、自分の意見を述べることで、
参加している皆の視点が定まりますし、流れを整理していくプロセスで自分自身の意見もまとまってきます。

そのうえで、会議での<説得力のある、信頼される話し方のポイント>としては

① 顔を上げ、参加者を見ながら、十分に間合いを取りながら話す。
※焦って話し始めると声が上ずり、伝わりにくくなります。呼吸を整えて、間(ま)を意識的に取りながら話し始めてください。

② 前に発言した人の要点と関連づけて、自分の意見や感想を述べる
(「○○さんは~という意見でした。私は少し違う意見を持っています」)

③ 常に主語を明確にして話す(「私は・・・・と思います」)

④ 5W3Hを明確に示しながら話す

⑤ 結論(要点)を先に、理由(具体例)は後で話す

⑥ わかりやすく伝わりやすい言葉を選ぶ 

⑦ センテンスを短く、語尾はまとめる

⑧ 「賛成」「反対」を述べるときは、どの部分に賛成、反対なのかをはっきりさせる

⑨ 聴き手の反応・理解度を受け止めながら話す(一方的にならない、被害者意識で話さない)

⑩ 言葉以外の要素にも気を配る(声の調子、大きさ、表情、視線、動作、姿勢など)

10のポイント、どうぞ参考になさってください。

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Mybestpro Members

川邊暁美
専門家

川邊暁美(アナウンサー)

言の葉OFFICE かのん

NHKニュースキャスターのキャリアがあるから、明瞭で説得力のある声の使い方、話の構成、言葉の選び方など「伝わる声と話し方」をトータルで指導することができます。原稿のブラッシュアップもサポート致します。

川邊暁美プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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