とにかくボールを投げよう!

辻村豊

辻村豊

テーマ:日々雑感

皆様方、お世話になっております。日々雑感を綴っております。

『営業DX交流会』の後日談

先のコラムで『営業DX交流会』なるものに参加したことを申し上げましたが、その後日談です。

(技術と営業が協力すれば最強となるはずだが…)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5224712/

私自身、営業職でもないし、アナログ人間とまでは行きませんが、元々実験室でガラス器具を使って、目の前にあるリアルな現象を殊更にして大切にしておりましたので、バーチャル感の強いDXには距離を感じております。ただ、あのようなイベントに参加する営業職の人たち、そしてイベントを企画している人たちが何を考えているのか?には興味がありました。
そこで、下記のようなメールを当日出会った22名の方々にbccで出してみました。

各位

お世話になっております。
化学・材料分野を中心に、技術支援を行っております、播羊化学研究所の辻村でございます。
改めて『営業DX交流会 』では、いろいろと、どうもありがとうございました。
その後、『まずは組織内、業界内の風通しを良くすることでは?』という題で申し上げましたが、『そんなこと考えもしなかったけど、その通り』というリアクションもいただいております。
やはりこの『風通しを良くする』ことは非常に重要で、技術顧問先へ行っても、風通しが良い会社ほど、成果も上がっていることは明らかです。
『コカ・コーラの原料の中身を知っている人は数人しかいない』というのは、異例中の異例で、普通は風通しを悪くすると、単に属人性が高まっってダメにだるだけです。

そんな中、非常に興味深いことがありました。
ここ数ヶ月間で展示会などで名刺交換した方々に下記のようなメールを送ってみました。
約300名の方々に出しましたが、応答はほぼゼロでした。
一応、応答もあるにはありましたが、申し上げたことには完全スルーで、何と自社製品の宣伝や購入申し込みのページへの案内だけをしてきただけでした。

識者に聞きましたが、近年何かを呼びかけようにも、応答率は爆下がりで、ゼロも珍しくありません。
世の中全体が『血が通わなくなった』みたいです。
もっとも、この『応答率を上げるには?』は技術顧問先でもよく聞かれることですが、現状では『そんなことわかっていれば、こちらも苦労せん』としか言いようがありません。
まぁ、AIが作った、無味乾燥な宣伝メールばかりが横行して、そんなメール群に埋もれてしまったのでしょうか?
言い換えれば、実に無意味な情報ばかりが世の中を席巻してしまい、結局効率も悪くなっており、DX推進はそんな世の中を創ろうとしているだけにも思えます。

てなことで、下記にありますように、あくまでも『作文は自分で考え自分の言葉で書くもの???』だと思いますが、いかがでしょうか?
ひょっとすると、『営業DX交流会』にご参加なされたということは、私とは随分異なるご意見をお持ちの方々も多いのではないか?と思います。
当方の勝手な事情ではありますが、コンサルタント業、同じような感覚、意見ばかりに接していても、あまり進歩がありません。知見は広げなければなりません。
そんな、私のワガママに満ちたお願いではありますが、もし取り組んでおられることなど、コメントいただける方がおられましたら、お願いできれば幸いに存じます。
何卒、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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(300人に出したメール)
改めて〇月〇日に、『〇〇〇〇』においては、情報交換、名刺交換など、いろいろと、どうもありがとうございました。
あの時、会場で直接お話しいただいたことは大変貴重で、例えば日頃取り組んでおります、実験の進め方や結果の整理方法の提案などには良いヒントとなりました。
その一方で、いわゆる営業面など、技術屋が苦手な分野でも成功例や課題などをご教示いただいたことで、今後の活動にも生かせそうです。

さて、世の中、猫も杓子もAI、AIです。
今や文章やプレゼン資料も作ってくれるみたいです。
私のような超無精者には労せず『やった感、できた感』に簡単に浸ることができ、大変有難い存在かもしれません。
ところが、最近ではAIを使って詐欺としか思えないようなことをやっている人が目の前に現れるようになりました。これは非常に危険で嘆かわしいことです。
そんな中、高校生の愚息が学校の宿題で出た作文の課題に対して、『AIで書いた』と言ったので、電光石火のごとく、思いっきり叱りつけました。
上記のようなAIを使って悪事をはたらく大人には絶対になって欲しくないと思ったからでした。
そもそも、『作文は自分で考え自分の言葉で書くもの』ではなかろうか?と思いますが、いかがでしょうか?
これについては、下記のコラムに詳しく書きましたので、もしよろしければアクセスしていただければ幸いに存じます。

(作文は自分で考え自分の言葉で書くもの???)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5223473/

更に、人は『本当に自分で考え自分の言葉で書く』とどうなるでしょうか?
下記コラムの最後の部分に『私 の 人 生 観――何かひとつ足りない――』という題で名もなき高校生の作文が出て来ます。こちらも必見です。

(闇の炎)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5224041/

てなことで、この名もなき高校生、愚息、そして最近AIに相談して大騒動を起こした某プロ野球監督だった人の娘さん、皆同じ『高校生』ということで、世の中の縮図を見ているような気になっておりますが、いかがであしょうか?

どうぞよろしくお願い申し上げます。

結果は予想通り『完全スルー』でした。『完全無視!!!』と言った方がわかりやすいでしょうか?ついこの間まで、『打てば響く』が当たり前だったのですが…

交流とは何なのか?

気になるところはイベントが『交流会』だったことです。
本来であれば、『お互いを知って、この先率直に情報交換、意見交換ができるような関係づくりを目指す』といったものではないか?と思います。
ところが、上記のように完全スルーでした。
もっとも、そもそもbccでメールを配信したこと自体が大変失礼なことであり、完全スルーもなるべくしてなったとのお声も聞こえてきそうです。確かにその通りですが、弱小超零細一人自営業者、300人どころか、22人ですら、手が回りませんでした。なお、最近では本文は明らかに無味乾燥な配信メールなのに、所属と名前はしっかり書いてあるメールも来るようになりました。おそらくAIがやっているのでしょう。しからば、宛名は明記されいているが、実際にはAIが書いたメールでも、受け取った人は嬉しいのでしょうか?
それはそうと、実は、送信先に主催者側の人たちも入れておりました。ここがポイントです。
さすがに一般参加者からは全員完全スルーであっても、いや、それはかなり無茶な要求でした。しかしながら、『交流会』を企画した主催者側から誰一人として応答がないのは、かなりヤバいと思います。当日もアンケートに答えるようなアナウンスがしつこく何度も流されていて、相手には発言を強いる一方で、自らはダンマリってことになります。
とすれば、もはやコミュニケーションが全くできない人たち、その意識が欠落している人たち(コミュ力ゼロ=こみゅりょくぜろ=コミュニケーション能力が全くない)が『交流会』を企画するとは、世も末と言わざるを得ません。
しかも、メンバーの中には『元アナウンサー』もいたので呆れるばかりです。
昔、某国営放送のアナウンサーが『アナウンサーも立派なジャーナリストだ!』と豪語していましたが、そんな話、既に化石状態なんでしょうか?

言葉のキャッチボールが必要では?

てなことで、『交流会』そのものは完全に失敗と言えましょう。
主催者側は何ら検証もせず、この先も同じことを続けるつもりなのでしょうか?
いえ、そうではないようです。たまたま会場にいた主催者側の人たちがボンクラだっただけのようです。実は交流会には参加していなかったものの、企画した会社の人と話をすることがありました。そもそもその会社、『DXにより、組織内での情報共有ができる商品???』を売り出しています。ところが、少し前に、そこの会社の数人から全く同じ宣伝の電話がかかって来ました。しかも既に数ヶ月前にWEB会議で聞いていた話です。全くもって会社内で情報が共有されておらず、そのことも指摘しました。すると、『鋭い視点と本質を突いたお話、いつもながら非常に深く考えさせられます。そして、弊社メンバーの対応、および昨今の件では、大変ご不快な思いとご不便をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。弊社のサービスの根幹に関わる部分であり、かつそのような不誠実な対応があったこと、弊社の一員として大変恥ずかしく、また申し訳ない気持ちでいっぱいです。いただいたお叱りの声は、私から社内へ厳しく、しっかりとフィードバックさせていただきます。』と前向きな回答をもらっております。
もちろん、私にとっても、世の中の一面を見ることで、今後の糧を得ることができましたので、それはそれで良かったです。
結局のところ、言葉のキャッチボールができない人たちがDXと称して、訳の分からないアルファベット三文字やカタカナ用語を次から次へと並べて自己満足・自己陶酔したことで、かつてはごく当たり前だった会話能力すら無くなって行く…世の中の荒廃を先を争うかの如く、アシストしまくっている、それが今のDX業界ではないか?そんなことを思いました。いや、妄想に過ぎませんが…
『とにかくボールを投げよう!』

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辻村豊
専門家

辻村豊(技術コンサルタント)

合同会社 播羊化学研究所

原料や素材の研究開発、製造工程、PRなどに関するお困りごとをサポート致します。専用の実験室で実証実験や試作も可能です。技術系社員の育成、技術承継のご相談なども承ります。博士(工学、1997年大阪大学)

辻村豊プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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