会社における『権利』と『義務』の関係

沢田寿晴

沢田寿晴


WORKidの沢田です(^^)

先日書いてみた
求めるより与える
マインドについて

労務的により具体的に
書いてみます


『求める』より『与える』マインド

求める=権利
与える=義務

と捉えてみていただけると
よいです(^^)

会社側と労働者側の
それぞれの権利と義務は
ざっくり表すと
こんな感じです



<会社の義務>
・労働時間に応じた賃金を支払う
 →働いた時間があればその労働に
  納得いかなくとも賃金を支払う義務がある

・よりよい職場環境を整備する
 →働きやすい職場をつくっていく

<社員の義務>
・労働力の提供
 →支払われる賃金に見合った
  労働力を提供する義務を負う

・方向性を守る
 →会社が定めている方向性を
  守っていく義務がある
  (社会的に反しない範囲)

ざっとこのような感じです

この義務をお互いに
全うすることが
会社と労働者に良い影響を
もたらしやすく

労務問題も起きずらく
なります

ただ反面
どちらかの権利主張が
強くなると

ブラックと呼ばれるものに
変化します

例えば

ブラック企業
・労働力を提供してもらう権利を
 会社が強く主張して
 サービス残業の強制や
 能力不足のスタッフの給与を
 大きく下げること

ブラック社員
・賃金をもらう権利ばかり
 主張してろくに働かない
 職場に必要なものばかり求めるが
 自分に必要なものを考えない

こういったところです

私が最初に勤めた
飲食店(お寿司屋さん)は
業界的にも当時は
ブラックがざらにありました

給与は高くいただいて
いましたが

その分月400時間程度
働いていたので

トータルすると
時給は900円~1,000円程度
となり、他のアルバイトと
あまり変わらない時間単価に
なっていました(;^_^A

こうなると長く良い関係性を
築きづらい面が現れますので

やはりこの権利と義務の
バランスはお互いに意識して
啓蒙して仕事をすることが

happyな関係を築きやすいですね(^^)

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

沢田寿晴
専門家

沢田寿晴(特定社会保険労務士)

社会保険労務士法人WORKid(グループ会社:合同会社WORKid Next)

社労士とコンサルのノウハウで、顧客が本業に注力できる環境や、スタッフが継続的に成長する環境を創り、DX化(勤怠システムの導入など)で業務の効率化を支援します。人間力向上研修や、個の強み研修なども実施。

沢田寿晴プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

企業も人も元気にする“人”に関する課題改善を目指すプロ

沢田寿晴プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼