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できる限り解剖を求めてください

川島英雄

川島英雄

テーマ:医療事故

 こちらのページでもご説明させていただいていますが、医療事故で亡くなったのかもしれないと思った場合には、できる限り解剖を求めていただきたいです。


 

裁判は証拠がすべて


 裁判は、証拠の世界です。証拠がなければ、事実があったものとして取り扱われなくなってしまいます。
 解剖によって死亡後の状況を明らかにしておかなければ、後に証拠として不十分ということになり、証拠不足が理由で、医療事故かどうかを追及することが困難になってしまうことも否定できません。

 残された家族としては、解剖に対しては、抵抗感があることが多いと思います。
 実際、死亡の際に医療事故を疑ったとしても、解剖まで求めた相談者の方は非常に少ないです。
 ですが、医療事故を疑うような気持ちがあったときは、解剖を考えてみてほしいところです。

死後CT


 また、解剖まで求めることは抵抗感があることも多いと思いますし、病院側が応じてくれないこともあると思います。
 そのようなときは、死後の状況をCT撮影してもらうだけでも、何もしないよりはよいです。
 ですので、この「死後CT」を求めてみるということも、頭に置いておいていただくとよいと思います。

医療事故調査制度


 そのほか、患者が亡くなった時点で医療事故を疑うような気持ちがあったときは、病院に対し「医療事故調査制度」を利用することを求めてみてください。
 なお、医療事故調査制度についてはこちらをご参照ください。

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川島英雄
専門家

川島英雄(弁護士)

札幌おおぞら法律事務所

 コミュニケーション能力と、医学的な知識を武器に、交通事故・医療事故の被害者側の案件を重点的に取り扱っている。複数の弁護士が所属する法律事務所の一員で、サポート体制も万全。

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