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コラム一覧:近況・雑感

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世論調査について ~「景気・雇用対策」を並べるのはおかしい~

2015-04-07

 以前も世論調査についての疑問を書いたことがありますが、他にも以前からずっと感じ続けている疑問が一つあるので、書いておきたいと思います。 景気対策と雇用対策は同じ?  世論調査の質問の中に、よ...

騙されているかもしれないということ

2015-03-09

 コラムの更新がすっかりご無沙汰となってしまっていました。 年明けから本業がかなり忙しく、コラムを書くまとまった時間がとれなかったことが理由です。 決して暇になったわけではないのですが、そろ...

「平均」のトリック

2014-12-15

 「平均」という言葉は、よく使われると思います。 この言葉自体が、何か問題があるわけではありません。 ですが、気をつけていないと、思わぬ誤解をしてしまうことがあります。 平均=多数ではない ...

選挙のこと ~白票や棄権の意味~

2014-12-08

 選挙が近いので選挙の話をします。 とはいえ、政治的な価値観を話すつもりはありません。 あくまでも選挙制度についての話です。 棄権と白票は「無意味」  現在の日本の国政選挙では、棄権(投...

広報と詐欺は紙一重

2014-11-28

 以前にも、広報とコミュニケーションの関係や、詐欺と悪徳商法のことなどについては、コラムで書きました。 今回は、「実は広報と詐欺は紙一重である」ということを述べたいと思います。 人に影響を与...

「普通」ってなんだろう?

2014-11-11

普通とは?  みなさん、「普通」という言葉はよく使うと思いますが、あらためて「普通ってなんだろう?」と考えてみたことはありますか? 辞書で調べると「ありふれている」「一般的」「普段」といった...

広報とコミュニケーションの共通点 ~相手が理解することが大事~

2014-10-28

 以前、「広報」について、「広報とは伝達する相手との相互理解であり、伝達する相手に自分を理解してもらうものである」ということを書きました。 広報というと多数の人への伝達手段のように思えますが、...

「わかりやすく伝えること」について

2014-10-06

 現在、弁護士会の広報を担当しているので、広報について考える機会が多くなっています。 そんな中で、一つの悩みにぶつかっています。 それは、「わかってもらおう」とすると、わかりやすくするために...

悪徳商法や詐欺に騙されてしまう理由

2014-10-02

 前回書いた「情報は受け取った人次第」というコラムに関連して、悪徳商法などに騙されてしまう方の心理について触れてみたいと思います。 騙されやすい人の意識  おそらく、騙されやすい方というのは、...

情報は「受け取った人次第」

2014-09-29

ネット情報は信用できる?  先日、「学生がネット情報を鵜呑みにしてしまう」という話を聞きました。 ネットで検索した際、上位表示されたサイトに書かれていた内容を、特に疑問もなくそのまま正しいもの...

「中立」という幻想 ~公務員編~

2014-09-01

 前回は、メディアに公正中立を求めることは非現実的であると書きました。 今回は、政府や自治体、公務員といったものについても同じことが言えるということを書きたいと思います。 無色透明な公務員? ...

「中立」という幻想 ~メディア編~

2014-08-28

 メディアの報道や政府、地方自治体、公務員といったものに対して「公正中立」を求める声をよく耳にしませんか? 「完全な中立」はありえない  確かに、こうした立場の人たちには、公正中立を求めたくな...

客観的な証拠の重要性

2014-08-11

 日本の刑事裁判の制度について、取り調べの全面可視化が実現しなかったことや、死因究明制度の推進が望まれるということを書いてきました。 客観的な証拠の重要性  そもそも、事実を見極めるためには、人の...

諸外国レベルの死因究明制度の導入を

2014-08-07

 我が国で冤罪を防止し、またその逆に犯罪が見逃されることを少しでも防止するためには、「科学力による客観的証拠の収集方法の充実」を図ることが大事です。 その一つの方法として、諸外国と同レベルの死因...

取り調べの全面可視化が実現しなかったこと

2014-08-04

 先日、法務大臣の諮問を受けて設置された法制審議会の特別部会において、刑事司法制度に関する答申案の取りまとめがなされました。 今までよりも一定の前進があったことは確かですが、取り調べの全面可視化...

この専門家が書いたJIJICO記事

「あおり運転」厳罰化 道路交通法改正で危険な運転や妨害行為はどうなる?

「あおり運転」厳罰化 道路交通法改正で危険な運転や妨害行為はどうなる?

2020-06-22

罰則を強化した改正道路交通法が、6月2日に衆議院本会議で可決・成立しました。あおり運転対策については6月末から、高齢ドライバー対策については2022年の夏までに施行される見通しです。改正により、どのように変わるのでしょうか。弁護士の川島英雄さんに聞きました。

殺害予告で逮捕者続出!脅迫罪や業務妨害罪の判断の分かれ目

殺害予告で逮捕者続出!脅迫罪や業務妨害罪の判断の分かれ目

2015-10-17

中学3年生の男子生徒が、学校の校長に対して殺害予告を行ったとして脅迫の疑いで逮捕された。この事件だけでなく、近年、殺害予告による逮捕者が続出している。どんな内容の脅迫が罪となるのか、弁護士が解説する。

現行法では不十分?お酒の激安販売規制の動きに疑問

現行法では不十分?お酒の激安販売規制の動きに疑問

2015-05-10

お酒の激安販売を規制するため酒税法などを一部改正する動きが。「酒税の円滑な徴収が阻害される」「一般の酒販店を保護する」といった目的があるが、「現行法では不十分」という明確な根拠があいまいと弁護士。

告知されない場合も?事故物件の曖昧な境界線

告知されない場合も?事故物件の曖昧な境界線

2015-05-04

「居住者がその場で亡くなった」など問題点を抱えている事故物件。法律的に所有者に明確な規定はないが、判断は過去の裁判例を見ても画一的な水準は見出せないため、紛争予防のため「正確な事実の告知」を行うべき。

不便さ解消へ「病院に薬局」厚労省が反発するワケ

不便さ解消へ「病院に薬局」厚労省が反発するワケ

2015-03-28

内閣府に設置されている規制改革会議では「医薬分業」の見直しを検討することに。「医薬分業」の目的は薬剤使用の有効性や安全性の確保と医療費の増大の防止にあるが、その恩恵を患者が感じられていないことが問題。

医師から「治療拒否」同意書、法的に問題は?

医師から「治療拒否」同意書、法的に問題は?

2015-02-23

「この病気については今後一切この病院での治療を受けないことに同意する」という同意書に署名を求められたケースが報道。医師は正当な理由がない限り診療を拒否してはならない。不当な診療拒否となる可能性も。

野良猫への餌やりに責任、条例化の是非

野良猫への餌やりに責任、条例化の是非

2015-01-18

条例で野良猫への餌やり行為に対して何らかの責任を負わせる自治体の動きが見られる。最大の理由は、無責任な餌やり行為の防止。反対意見もあるが、目的は一致しているため、どちらが正しいとはいえないと弁護士。

「15歳未満の臓器移植」法律の課題は

「15歳未満の臓器移植」法律の課題は

2014-12-10

脳死判定された6歳未満の女児から摘出された心臓を10歳未満の男児に移植する手術が成功。法改正により15歳未満でも臓器移植が可能になったが、脳死判定の難しさだけでなく虐待の疑いを確認することも課題。

危険ドラッグ、なぜ法律で全面禁止できない?

危険ドラッグ、なぜ法律で全面禁止できない?

2014-11-07

使用者が後を絶たない「危険ドラッグ」。主に薬事法で規制しているが、流通させる側の手口も巧妙化しており悲惨な事故も尽きない。規制を闇雲に強化すれば、正当な医療行為に影響が及ぶ恐れもあり難しいとの見解。

うつ病で無罪判決、そのワケは?

うつ病で無罪判決、そのワケは?

2014-09-18

重度のうつ病と診断された被告人が無罪を言い渡されたというニュースがあった。うつ病だからといって、常に無罪となるわけではないが、日本の刑法では「心神喪失」と判断されれば責任を問えない。弁護士が解説。

飲酒で寮生全員に退去通知はやりすぎ?

飲酒で寮生全員に退去通知はやりすぎ?

2014-08-22

先日、東北大学の寮で、飲酒を理由に全寮生に対して退去を求める処分が下された。貸主側からの契約解除には正当な理由が求められるため、規則を順守していた寮生にまで退寮を迫ることには疑問が残ると弁護士の見解。

交通事故の罰則強化、新設の「発覚免脱罪」とは

交通事故の罰則強化、新設の「発覚免脱罪」とは

2014-08-04

5月20日に施行された自動車運転死傷処罰法に加えられた新たな規定の中に、「発覚免脱罪」がある。飲酒等の発覚を免れる目的で逃走する「逃げ得」を無くし、飲酒運転自体を抑止する効果も期待。弁護士が解説。

お笑い芸人書類送検、特定外来生物法とは

お笑い芸人書類送検、特定外来生物法とは

2014-07-21

お笑い芸人が特定外来生物法違反容疑で書類送検に。生態系や人の身体、農・漁業などに被害を及ぼす可能性のある外来生物を無許可で飼育すると個人で最大3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金。弁護士が解説。

「ツケ」に存在した時効期間、延長へ

「ツケ」に存在した時効期間、延長へ

2014-07-03

法制審議会では民法改正を検討。飲食店での「ツケ」など、消滅時効に関する規定も含まれている。「ツケ」は「短期消滅時効」に当てはまり、現在、1年で時効。改正後、3年~5年で時効となる可能性が高い。

自転車乗りながらスマホ、罰則は?

自転車乗りながらスマホ、罰則は?

2014-05-31

自転車運転に関する違反で、最も目につくのがスマホや携帯電話の使用。安全運転義務違反で、3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金になる恐れも。道路交通法上「軽車両」とされる自転車には車両としての義務がある。

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