職場におけるハラスメントとは?
パワハラ、セクハラ、マタハラ、アカハラ、カスハラなど
ハラスメントの種類がどんどん増えています。
職場においてもハラスメントに注意が向き始めていますが、
その結果新しい問題(新しいハラスメント)が出てきています。
それが「ハラスメントハラスメント(ハラハラ)」です。
実際の例
・嫌いな上司から注意を受けると「パワハラされた」と周囲に言いまわる。
・仲の悪い同僚が電話していると「声が大きくて仕事できない」と陰口を言う。
・嫌いな同僚が「私のことをいやらしい目で見ている!」
・部長は私の意見だけを必ず否定する、と同僚に文句を言う。 など
つまり、何かにおいて自分に向けられた他人の言葉・態度などを
セクハラだ! パワハラだ! などと周囲に言いまわる事を
「ハラスメントハラスメント」と呼びます。
上司の正しい指導や叱責であっても
パワハラされた! と言いまわる事で職場全体の雰囲気を悪くしていきます。
このような行為は上司を含めた他の従業員に対してハラスメント
(不快感や精神的な苦痛を与えること)をしていると言えます。
ハラスメントは上司から部下に向かうことだけではありません。
部下から上司へ、同僚同士、社内の仲良しグループ同士など
多様な形で発生します。
こういったハラスメントの未然防止には社員教育カリキュラムの中への
ハラスメント研修の組み込みが有効です。
どのような行為がハラスメントとなるか? と言うことを職場・事業所全体で理解していくことが「職場の風通し」改善の第一歩となります。