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越田雅人

企業、団体のコンプライアンス体制構築のプロ

越田雅人(こしだまさと) / コンプライアンスマネジメント

株式会社コンプラ・マネジメント

コラム

パタニティハラスメント 産後パパ育休の創設

2022年11月1日

テーマ:ハラスメント

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: ハラスメント防止コンプライアンス対策

パタニティハラスメント(以下、パタハラ)と聞いて
内容がわかる少ないと思います。

パタハラとは
「男性従業員が育児休業などの利用を申し出たことに対する上司・同僚からのハラスメント」
のことで、マタニティハラスメントの男性版です。

育児休業取得率は、女性は80%台で推移している一方、
男性は上昇傾向にあるものの女性に比べ非常に低い水準(12.65%) 
となっています。(令和2年度 厚生労働省「雇用均等基本調査」)

男性社員が育児休業制度を利用することに対して、
企業側・従業員側ともに理解が進んでいないのは想像がつきます。

実際のハラスメント例


●育児休業について上司に相談したら
・男のくせに育児休業をとるなんてありえない
・キャリアに傷がついても良いのか
・査定を下げることになるぞ
・復帰後に仕事がなくなっても良いのか
・降格対象になるぞ
・信じられん、お前はアホか
●同僚からは
・そんな休暇を取られると迷惑だ
・自分なら取得しない、君もそうすべきだ
・周りの社員に負担をかけることに何も感じないのか
●結果として
・これらのような言葉を投げかけられ、取得を諦めざるを得なかった。
・強い苦痛を感じ、メンタルを病んでしまった。
・実際に育休を取得後に不利益な扱いを受けた。
    
多くの場合、本人が育児休暇取得を諦めてしまい
表面化することの少ないハラスメントではありますが、
今後はクローズアップされることになると思います。

令和4年10月からの育児・介護休業法の改正
従来からの育児休暇に加えて、産後パパ育休の創設
や雇用環境整備、個別周知・意向確認の措置の義務化が行われました。

パタハラはパワハラ/セクハラ/マタハラと同様に事件が発生した場合には、
当事者だけでなく会社・組織など使用者の法的責任が問われることがあります。
社内のハラスメント体制整備が重要となります。

弊社の無料相談をご活用ください。

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