ビットコインの高騰と急落、買う?買わない?
お金は便利な道具であり、使えばなくなるもの
あなたはきっと毎日仕事を頑張っているはずです。
しかし収入はなかなか増えない人も多いです。
住宅ローンに子供の教育費などの支出も多い中、苦労して貯めたお金も預金ではほとんど増えません。
お金は持っているだけでは役に立ちません。
使うと便利な道具です。
しかし使えばなくなってしまいます。
お金はないよりあったほうがいいですよね。
上手に使えばお金を増やすことができます。
ほとんどの日本人がその教育を受けていないだけです。
お金の増やし方はシンプルです。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
たったこれだけです。
FPとしてはこの3つをまんべんなくアドバイスしますが、今回は「運用利回りを上げる」についてお話します。
超低金利の今、定期預金の金利が0.002%程度という状況です。
100万円を1年間預けて20円、しかも20.315%の税金が引かれて約16円しか増えません。
元本割れしないという安心感はありますが、運用利回りが低すぎてお金を増やすことはできません。
では運用利回りを上げるためにはどうするか。
リスクを取って投資をすることです。
リスクと聞くと怖いと思う人が多いですが、投資の世界では「値動きの幅」のことを指します。
株価のチャートを見たことがあればわかると思いますけど、毎日上がったり下がったりしてますよね。
世界経済の株式にまるごと投資する投資信託であっても、日々上げ下げしますけど、長期的に見れば成長を続けています。
それに例えば全財産が100万円としたら、全額投資するのではなく10万円だけ投資すればリスクをコントロールできます。
先程も言いましたが、世界経済に連動する投資信託(株式)に投資すれば、長期的に見れば年率5%程度のリターンを期待することは不可能ではありません。
1億円投資できれば、年間500万円(税引前)のリターンが得られます。
そこまで行けば仕事のために自分が働かなくてもいいと思いませんか。
自分のためにお金が働いてくれているのですから。
そんな状態を経済的独立(ファイナンシャル・インディペンデント)といいます。
1億円と聞くと
「そんなの自分には無理」
と思うかもしれませんが
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
を取り組めば、ごく普通の会社員でも達成は可能です。
といっても時間がかかります。
逆に言えば時間が見方になります。
10年経過すると複利の力が感じられるようになるからです。
知らないと損する複利の力 72の法則
そんなわけで、自由を手に入れるためのお金の育て方についてもう少しお話していきます。
これを読むと、会社に縛られないお金を育てて経済的独立したくなるかもしれません。
結論を一言でいうと「投資・資産形成でお金を増やす目的は、国にも会社にも依存しないため」です。
私自身もまだ経済的独立の道半ば
私はFPであり個人投資家です。
しかしほんの数年前までごく普通の会社員でした。
ちょっと周囲の人と違うのは、30歳から経済的独立を目指して資産形成を始めてすでに10年以上経っている
ことです。
現状はまだ経済的独立の道半ばです。
ただお金のために働くという感覚が以前より少なくなっています。
それはお金が自分のために働いてくれているからです。
実際に会社を退職して、個人事業主として働いています。
会社に縛られずに少し自由を手に入れました。
もちろんまだ無収入になるとさすがに困りますけど、月曜から金曜まで毎朝早起きして夜遅くに帰宅するような生活ではありません。
会社員であれば収入が増えれば増えるほど、国から多額の税金を持っていかれてしまいます。
個人事業主や経営者は収入をコントロールして税金対策をすることができます。
今振り返ってみても「お金を手に入れて豪遊したい」というよりも「自由になりたい」という気持ちのほうが強かったです。
それは今も変わらず「お金を生み出さないものに浪費してしまうよりもお金を生み出してくれる資産を買いたい(投資したい)」と考えています。
私は引き続き「収入を増やし」「支出を減らし」自分のために働いてくれるお金を増やしていきます。
自由を手に入れるためのお金の育て方
私が主に取り組んでいる投資は「長期・積立・分散」です。
低コストのインデックスファンド(投資信託)を毎月定額で購入しています。
より良い製品やサービスを開発して提供する世界中の企業に出資していることになります。
アップルやグーグルはもちろん、テスラやアリババなど数百〜数千の企業に投資していることになります。
今すぐ使う予定のないお金は、投資をすることで世界中を飛び回って成長する企業の研究開発費などに役立ってくれているはずです。
投資をするということはお金が自分のために働いてくれることです。
そのお金が増えれば最終的に自分が働く必要がなくなります。
ただその道程は最低でも10年、長ければ30〜40年かかります。
投資が絶対にうまくいく保証はありません。
しかし世界人口は2100年頃まで増加を続ける予測になっています。
「より快適で安全な暮らしをしたい」
と考える人がいれば、まだまだ世界経済は成長するのではないでしょうか。
投資で気をつけなければいけないのは「うまい話」です。
世界経済に連動する株式で5%程度、良くても10%程度でしょう。
それ以上のリターンをうたい元本保証する投資話に騙されないようにしましょう。
【投資詐欺】こんな話には要注意!ポンジスキームの見分け方
一気にお金持ちになろうとすることはギャンブルと同じです。
うまく行けばラッキーですが、失敗すればお金を失います。
低コストのインデックスファンドを長期投資することは地味で孤独な長い旅です。
現在のように株式市場が盛り上がっているときは参加者が増えますが、暴落すると退場する人が一気に増えます。
慌てず騒がず淡々と続けられる人だけが残ります。
そしてある程度お金が育ってきても、大事に使わなければいけません。
苗から育てた果樹を切り倒してしまえば、翌年から収穫はできません。
「お金持ちはコップの水を飲まない、溢れてきたのをなめる」
というのを聞いたことがありますか?
コップの水を飲むあなたはお金持ちになれない
上述した例えで1億円の年利5%だと1年で500万円リターンを得るといいました。
お金持ちは1億円貯まったら、そこからあふれる500万円だけ使います。
または100万円しか使わず1億400万円貯めておきます。
そして2億円貯まる頃には毎年1000万円リターンを得ます。
コップに水が貯まるまで我慢して、溢れた水だけを舐めて、さらには溢れる水をも貯めてコップの水を増やす。
これがお金持ちの考え方です。
成金ではないお金持ちは派手な生活を好まないのはこういうことです。
まとめ
いつもお金のことばかり考えて暮らしていても楽しくないですよね。
でもある程度のお金がなければ生活がなりたちません。
コストを抑えて生活する方法はたくさんあります。
私が投資・資産形成でお金を増やす目的は会社にも国にも依存しないことを目指しているからです。
お金のために働かなければならないとなると、好きでもない仕事を我慢して続けてストレスを抱えることになります。
人間もっと自由に楽しく生きていいはずです。
贅沢をして借金を抱えるとお金のために働き続けなければなりません。
周りからどう見られるかばかり気にするよりも、どう生きたいのか。
自由に生きたいのであれば今からでもじっくりお金を育てていくことです。
今日から簡単にできることは2つ。
- オススメ書籍を読む
- ネット証券で口座開設し、手取り収入の20%をインデックスファンド(投資信託)で積立投資する
①オススメ書籍を読む
先日読んだこの本が、ちょうどオススメです。
本が苦手な方でも「おわりに」「子供に示した道ー最初の10年間」を読むだけでも十分価値があります。
ここを読んですんなり納得できれば自由への道は近いです。
もし納得できなければ最初からよんで、他の投資に関する本を2,3冊読むことをオススメします。
父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
あの山崎元さんも推奨しています。
読んだことがないかたはぜひ一読を。
②ネット証券で口座開設し、手取り収入の20%をインデックスファンド(投資信託)で積立投資する
楽天証券やSBI証券などのネット証券で口座開設します。
[[投資初心者向け!楽天証券で口座開設する方法 https://yoshii.info/2020/02/22/投資初心者向け!楽天証券で口座開設する方法.html]]
世界経済に投資するインデックスファンドを、毎月定額積立設定する。
「何を選べばいいか全くわからない」
なら
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
などをオススメしておきます。
積立額はその人の状況によりけりですが、目標は手取り収入の20%程度です。
例えば手取り30万円なら毎月6万円積立投資します。
ちなみに上記の本では「収入の半分を蓄えに回しなさい」と言っています。
手取り30万円なら毎月15万円、なかなかハードルが高いですけど早く自由を手に入れたい人は参考にするといいでしょう。