AI時代に、どんな税理士でありたいか
保険を考えるとき、「死」を避けてはいけない
生命保険を考えるとき、一番大切なのは「いくら節税できるか」でも「いくら戻ってくるか」でもありません。
「もし社長が亡くなったら、この会社はどうなるのか」を考えることです。
人は必ず亡くなります。だからこそ、経営者の「死」を考えることは、縁起の悪い話ではなく、会社を守るための経営の話なのです。
保険の売り方は、大きく変わった
私が生命保険業界にいた頃は、「保障」が生命保険の中心でした。養老保険をベースに定期保険を組み合わせた商品などが主力でした。
その後、会計事務所で生命保険を扱うようになると、逓増定期保険や長期平準定期保険など、「節税」「解約返戻金」「退職金準備」といった話が中心になりました。
「資産計上される金額より解約返戻金の方が多い」
「社長夫婦の退職金を毎期の損金算入で準備できる」
「資金繰りが必要になれば解約返戻金が使える」
こうした話だけでも保険が売れた時代です。
本当に考えるべきなのは、その先
しかし、経営者に万一のことがあったらどうでしょう。
売上は維持できるのか。
銀行は引き続き融資してくれるのか。
仕入先は取引を続けてくれるのか。
借入金はどうするのか。
従業員は残ってくれるのか。
一つひとつ考えていけば、最後に「では、死亡保障はいくら必要なのか」という答えが見えてきます。
逓増定期保険は解約返戻金を活用するための保険。医療保険は医療費を補うための保険。がん保険は治療に備えるための保険。
それぞれ役割がありますが、生命保険の原点は「人が亡くなったときに、残された人を守ること」です。
「死」を考えることは、未来を考えること
生命保険の話で「死」を避けてしまうと、本当に必要な保障が見えなくなります。
経営者の死を考えることは、会社の未来を考えること。
家族の生活を考えること。
そして、そこで働く従業員の未来を考えることです。
だから私は、生命保険を考えるときこそ、あえて「もし社長が亡くなったら?」というところから始めたいと思っています。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎俊視


