AIで税理士はいらなくなるのか?
今週は、AIについて考えてきました。
AIによって、これまで専門家だけが持っていた知識が、誰でも簡単に手に入るようになっています。
税務や相続について調べることも、文章を作ることも、数字を分析することも、これからますます便利になっていくでしょう。
では、そんな時代に税理士の価値は、どこにあるのでしょうか。
私は、「この人になら相談できる」と思っていただける信頼にあると思っています。
知識が身近になるほど、「誰に相談するか」が大切になる
AIは、たくさんの情報を持っています。
質問すれば、すぐに答えを返してくれます。
だからこそ、これからは「何を知っているか」だけでは、大きな差がつきにくくなるのではないでしょうか。
知識がコモディティ化していく時代です。
しかし、相続のように人生に深く関わる問題では、正しい情報を知っているだけでは十分ではありません。
その情報をどう使うのか。
何を選択するのか。
そして、その選択によって家族がどうなるのか。
そこまで一緒に考える必要があります。
相続では、「正解」よりも「納得」が大切なことがある
相続では、税金だけを考えれば最も有利な方法があっても、それが家族にとって最善とは限りません。
財産を均等に分けることが公平とは限りません。
長男が家を継ぐのか、子どもたちで売却するのか。
誰か一人が多く財産を受け取る代わりに、別の形で調整するのか。
そこには、それぞれの家族の歴史や事情があります。
だから私は、できるだけ直接お話を伺いたいと思っています。
何気ない会話の中から、ご本人やご家族が本当に大切にしているものが見えてくることがあるからです。
AIなら、膨大な情報から「答え」を出すことができます。
でも、その家族にとっての「納得」を、一緒につくることはできません。
AIを使いながら、あえて「人」を大切にする
私は、AIの時代に逆らうつもりはありません。
AIにできることは、どんどんAIに任せればいいと思います。
その分、私たちは人間にしかできないことに時間を使いたい。
会って話す。
じっくり聞く。
一緒に悩む。
時には、すぐに答えを出さずに考える。
そんな一見すると非効率な時間を、私は大切にしたいと思っています。
AIが進化するほど、「人に相談する」ということの価値は、むしろ高くなる。
知識はAIから得られる時代になっても、
「この人に相談してよかった」
という信頼は、人と人との間でしか生まれません。
AI時代だからこそ、あえてアナログを大切にする。
それが、これからも私が目指していきたい税理士の姿です。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎俊視


