その法人化、もう少し早ければ…
修繕は、「その時」ではなく「その前」に考えるものです。
「もっと早く修繕しておけばよかった。」
税理士として不動産オーナーの皆さまとお話ししていると、この言葉を耳にすることがあります。
建物は、毎日少しずつ歳を重ねています。
だからこそ、修繕は壊れてから考えるものではなく、壊れる前から準備しておくことが大切です。
修繕は「少しずつ近づいてくる出来事」
修繕費は、突然発生するように感じるかもしれません。
しかし実際には、屋根や外壁、給排水設備、共用部分などは、長い年月をかけて少しずつ劣化していきます。
日々見慣れている建物だからこそ、小さな変化には気づきにくく、「まだ大丈夫だろう」と判断してしまうことも少なくありません。
その結果、気づいた時には修繕の規模が大きくなり、想定以上の費用が必要になることがあります。
修繕は「突然の出費」ではなく、「少しずつ近づいてくる出来事」と考えることが大切です。
長く安心して住んでいただくために手をかける
例えば、外壁に小さなひび割れが見つかったとします。
早い段階で補修すれば、比較的少ない費用で対応できることがあります。
しかし、そのまま放置すると、雨水が建物内部に入り込み、下地まで傷んでしまうことがあります。
そうなると、工事の範囲も広がり、費用だけでなく工期も長くなります。
さらに、工事期間中は入居者への配慮や募集活動への影響など、お金では測れない負担も生じます。
建物を長持ちさせるためには、「壊れたから直す」という考え方ではなく、「長く安心して住んでいただくために手をかける」という視点が大切なのではないでしょうか。
建物の価値を守るための大切な投資
修繕は、建物の価値を守るための大切な投資です。
長く続く不動産経営をされているオーナーほど、目先の費用だけではなく、5年後、10年後を見据えて計画的に準備されています。
「もっと早く考えておけばよかった。」
その一言を少しでも減らすために、まずはご自身の建物を見渡し、将来の修繕計画について考えてみてはいかがでしょうか。
早めの準備は、建物だけでなく、これからの不動産経営への安心にもつながっていきます。


