ダイヤモンド二番目のC【カラー】って?

倉迫貴一

倉迫貴一

テーマ:ダイヤモンド

ダイヤモンドのカラーについて
昨日、店の前の街路樹が剪定されたため、落ち葉がぐんと減り、今日の朝は歩道を掃くのがとても楽々でした。街路樹の葉がなくなると、「いよいよ冬が来たなあ」、と感じます。

さて、今日は昨日の「カラット」に続き二番目のC「カラー」について説明していきたいと思います。ダイヤモンドのカラーといえば、イエローやブラウン、ピンクにブルー、グリーンにバイオレット、なかにはレッドなんかもあるってご存知でしたか?ダイヤモンドといえば無色透明なものがまずイメージされますが、実は数多くの色のある宝石なんです。ただこれらのカラーダイヤモンドは非常に珍しいものです。

4Cでいうカラーグレードはこのようなカラーダイヤモンドを評価するものではありません。4Cのカラーグレードは無色透明(Dカラー)からライトイエロー(Zカラー)までのダイヤモンドを評価します。

完全無色といってもいいDカラーからE、F、Gとアルファベットが進むごとにだんだんと黄色味を帯びてきます。ただ、D~Fカラーまでは単独で見たときに無色に見えるということで別名カラーレスとも呼ばれます。Fカラーくらいまでは指輪にしたときの違いは分かりにくいと思います。実際、店頭でもお客様にDカラーとFカラーのダイヤモンドルース(何も加工していない、裸のダイヤモンド)を並べてお見せしても、判別は難しい場合が多いのですが、これがGカラーやHカラーと比べると違いを感じられる方がぐんと増えます。Dカラーが理想的ではありますが、婚約指輪に使用するダイヤモンドの場合Fカラーくらいまでだとほとんど遜色ないものができると思います。

次回は三番目のC「クラリティ」について触れていきたいと思います。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

倉迫貴一
専門家

倉迫貴一(ジュエリーのリフォーム・オーダーメイド)

KOUKI倉迫(有限会社 コウキ倉迫)

広島で創業78年、累計20,000点以上のリフォーム・リペア実績!大切だけど古くなって使えないジュエリーを最新デジタル技術と熟練職人の技で毎日でも使えるお気に入りに生まれ変わらせます。

倉迫貴一プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ジュエリーリフォームとオーダーメイドのプロ

倉迫貴一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼