O.E.Zダイヤモンドを使ったはじめての結婚指輪
昨日、店の前の街路樹が剪定されたため、落ち葉がぐんと減り、今日の朝は歩道を掃くのがとても楽々でした。街路樹の葉がなくなると、「いよいよ冬が来たなあ」、と感じます。
さて、今日は昨日の「カラット」に続き二番目のC「カラー」について説明していきたいと思います。ダイヤモンドのカラーといえば、イエローやブラウン、ピンクにブルー、グリーンにバイオレット、なかにはレッドなんかもあるってご存知でしたか?ダイヤモンドといえば無色透明なものがまずイメージされますが、実は数多くの色のある宝石なんです。ただこれらのカラーダイヤモンドは非常に珍しいものです。
4Cでいうカラーグレードはこのようなカラーダイヤモンドを評価するものではありません。4Cのカラーグレードは無色透明(Dカラー)からライトイエロー(Zカラー)までのダイヤモンドを評価します。
完全無色といってもいいDカラーからE、F、Gとアルファベットが進むごとにだんだんと黄色味を帯びてきます。ただ、D~Fカラーまでは単独で見たときに無色に見えるということで別名カラーレスとも呼ばれます。Fカラーくらいまでは指輪にしたときの違いは分かりにくいと思います。実際、店頭でもお客様にDカラーとFカラーのダイヤモンドルース(何も加工していない、裸のダイヤモンド)を並べてお見せしても、判別は難しい場合が多いのですが、これがGカラーやHカラーと比べると違いを感じられる方がぐんと増えます。Dカラーが理想的ではありますが、婚約指輪に使用するダイヤモンドの場合Fカラーくらいまでだとほとんど遜色ないものができると思います。
次回は三番目のC「クラリティ」について触れていきたいと思います。