ダイヤモンドの歴史について

倉迫貴一

倉迫貴一

テーマ:ダイヤモンド

ダイヤモンドの原石
おそらく知らない人はいないと言っても良いくらい有名な宝石「ダイヤモンド」。今日はダイヤモンドの歴史について触れたいと思います。

さて、ダイヤモンドはモース硬度10と万物で最も硬いものだといわれています。ですから、ダイヤモンドを装飾品に使い出したころはダイヤモンドをカットする技術はなく、原石のまま使用していたようです。

ダイヤモンドといえば、なんといっても7色のきらきらとした輝きが魅力ですが、実はこの輝きはカットしたダイヤモンドにしか出ないものなのです。原石の段階では透明のプラスチックやガラスのような(右の写真のような)感じで、特別美しいものとはいえず、ダイヤモンドに対する評価は他の宝石に比べても決して高くはなかったのです。

それが、15世紀くらいになるとダイヤモンド同士をこすり合わせると削れることが発見され、徐々に様々なカットが開発されました。17世紀には現在のブリリアントカットの原型となる58面体が作り出され、1919年に数学者のトルコフスキーが現在まで主流になっているブリリアントカットを開発しました。

その後GIA(米国宝石学協会)が「4C」と呼ばれるダイヤモンドの評価基準を定め、現在まで基準を見直ししながら利用されています。

次回はダイヤモンドの品質を評価する「4C」についての説明をしていきたいと思います。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

倉迫貴一
専門家

倉迫貴一(ジュエリーのリフォーム・オーダーメイド)

KOUKI倉迫(有限会社 コウキ倉迫)

広島で創業78年、累計20,000点以上のリフォーム・リペア実績!大切だけど古くなって使えないジュエリーを最新デジタル技術と熟練職人の技で毎日でも使えるお気に入りに生まれ変わらせます。

倉迫貴一プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ジュエリーリフォームとオーダーメイドのプロ

倉迫貴一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼