夢を見ることと恩師から学んだ知恵

　最近、私の周りで見た夢の話をする人が減ってきたように感じています。私自身、夢は見たような気がするけれど、どんな内容だったか覚えていないことが多いのですが、昨日の朝見た夢は、印象的でした。起きてすぐにルーズリーフを出して、夢の内容を書きとどめました。起き出して何か別のことをすると、忘れてしまうからです。夢は、はかないもので、すぐに消えてしまいます。夢の記録をつけることを教えてくれたのは、鑪先生でした。大学の恩師であり、広島カウンセリングスクールを創設して、カウンセリングを学ぶ機会を広めてくださいました。友達に勧められて、初めてカウンセリングスクールで聞いた講義が、鑪先生の「夢分析」でした。30才、「学ぶことの楽しさ」に心の目が開かれた日でした。新型コロナが流行っていた時期で対面ができないままのお別れとなりましたが、夢を記録して振り返ることで、鑪先生が残してくださった知恵や人の繋がりに思いを馳せて、今のこの時間を過ごしています。