製造技術者向け手順書、解説書の紹介(1):信頼性設計手法とトヨタ式DRBFMの考え方と実践手法
最近は、企業人・組織人としての考え方・行動の常識がないので、そこから教育を
始めたいという要望を聞くことがよくあります。それは、私も全く同感であり、以
下は、若手社員だけでなく、指導する立場の現場管理者にも同時に学んで頂きたい
項目をまとめたものです。
1. 仕事の取り組み方
(1)目標設定と時間管理
- 具体的な目標を設定し、その達成に向けた計画を立てる。
- 優先順位をつけて効率的に時間を使う。
(2)プロフェッショナリズム
- 責任感を持ち、与えられた業務を確実に遂行する。
- ミスがあった場合は迅速に報告し、改善策を考える。
(3)チームワーク
- コミュニケーションを大切にし、チームメンバーと協力する。
- 自分の役割を理解し、チーム全体の目標達成に貢献する。
2. 礼儀とマナー
(1)ビジネスマナー
- 名刺交換の方法や電話応対、メールの書き方などの基本的なビジネスマナー。
- 会議の進行方法や報告・連絡・相談の重要性。
(2)敬意と礼儀
- 先輩や上司、クライアントに対して敬意を持った態度を示す。
- 言葉遣いや態度に注意し、相手を尊重する姿勢を忘れない。
3. 自己啓発
(1)継続的な学習
- 自分の専門分野に関する知識やスキルを継続的に学ぶ姿勢を持つ。
- 新しい技術やトレンドに敏感になり、自己成長を図る。
(2)フィードバックの活用
- 上司や同僚からのフィードバックを積極的に受け入れ、自己改善に努める。
- 自分自身の強みと弱みを理解し、改善するための具体的な行動計画を立てる。
4. メンタルヘルスとバランス
(1)ストレス管理
- 適度な休息とリフレッシュの時間を確保し、過度なストレスを避ける。
- 必要に応じて相談できる環境を整え、メンタルヘルスを保つ。
(2)ワークライフバランス
- 仕事と私生活のバランスを大切にし、長期的に持続可能な働き方を模索する。
- 休暇の取得や健康管理にも注意を払う。
これらの内容を体系的に教育し、若手社員が早期に企業文化や組織の期待に応えられる
ようにすることが重要です。
また、実際の業務を通じたOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)と、座学での研修
を組み合わせて効果的な教育プログラムを設計することも効果的です。
以上、参考にして頂ければと思います。