【ものづくりの未来】先代の約束から始まる、異業種コラボレーションの可能性
企業の経営やビジネスを推し進めるうえで、私たちが最も大切にすべきものは何でしょうか。
最新のテクノロジーでしょうか、それとも効率化された仕組みでしょうか。
昨日、太田市新田商工会工業部会が主催する『晩夏に交わす親睦会』に参加し、多くの経営者や地域の専門家の方々と接する中で、経営の本質を改めて深く考える素晴らしい機会に恵まれました。
■ 「かゆいところに手が届く」地域コミュニティの強み
日頃から新田商工会様には、セミナーの受講や経営上の専門家派遣、自社PR動画制作支援、各種認定取得のサポートに至るまで、手厚い伴走支援をいただき大変お世話になっております。
今回の親睦会は、地域の企業同士がお互いの事業内容をPRし合い、強みを再発見してコラボレーションやビジネス紹介につなげることを目的に開催されました。
同じ地域で近くに拠点を構えていながらも、「実は相手がどんな事業やモノづくりをしているのか詳しくは知らなかった」ということは、ビジネスの現場において珍しくありません。
そうした「知りたかったけれど届かなかったお互いの魅力」にすっと手を差し伸べ、地域内での交流と新たな化学反応を生み出してくれる——。
これこそが、商工会という地域基盤の「かゆいところに手が届く」最大の価値であり、中小企業にとって心強い伴走者の姿だと実感します。
■ 業務効率化ツールがつないだ「リアルな熱量」
会の中で、先日入会されたばかりの株式会社ファクトベース様ともご挨拶させていただきました。
実は弊社MATSUMURAでも、同社が提供されている図面管理ソフト『ズメーン』を導入しており、現場の業務効率化において日々欠かせない存在となっています。
画面越しやソフトの利便性を通じて繋がっていた企業様と、こうして同じ地域で顔を合わせ、直接対話をする。
デジタルで業務効率を最大化させつつも、リアルの場で信頼と親近感を深め合えることの相乗効果を強く実感した瞬間でした。
■ 試練を乗り越える地域事業者の底力
会場となった「海鮮酒房 美鈴」様(太田市反町町)は、去る7月中旬の記録的な大雨により、床上浸水という大変大きな被害を受けられました。
当時、Instagramの投稿で拝見した過酷な被災状況には言葉を失う思いでした。
しかし昨日、お店の暖簾をくぐると、そこには見事に力強く復旧された素晴らしい空間と、変わらぬ温かい笑顔のおもてなしがありました。
困難を乗り越えて前を向き、立ち上がられた店主様や関係者の皆様の情熱と底力に接し、経営者として胸が熱くなると同時に、地域で生きていく強さと勇気をいただきました。
■ ビジネスの土台にある「人対人」の信頼関係
今回の集まりの中で、「今後も部門の垣根を超え、異業種のつながりも大切にしていきたい」という頼もしいお話がありました。
いかに時代が変化し、ビジネスの規模や形態が多様化しようとも、「会社対会社」の取引や交渉の前に、根底にあるのは絶対に「人対人」の心の通い合いである——。
これが、私が経営者として常に大切にしている信念です。
顔を合わせ、人間性を知り、お互いの理念や熱意に共感し合う。
そうした人間味ある信頼関係の土台があってこそ、真の協業や地域社会に貢献するビジネスが生まれます。
最後になりますが、このような心温まる素晴らしい会を企画してくださった齊藤部会長をはじめ、事務局の中川様、KIZUNA委員会の皆様、そしてご一緒させていただいた会員企業の皆様に深く感謝申し上げます。
地域で生まれた一つひとつの出会いとご縁を大切に育みながら、私たちMATSUMURAもモノづくりを通じて、地域社会と業界の発展に貢献してまいります。
※今回のPR会に向けてMATSUMURAも次の資料を作成し臨みました。


