【ものづくりの未来】先代の約束から始まる、異業種コラボレーションの可能性
こんにちは。株式会社MATSUMURAの古川です。
私たちは群馬県太田市で、ものづくりの現場を預かる製造業を営んでいます。
先日、私たちの工場にとても新鮮で、クリエイティブな風が吹き抜けました。
太田市内にある就労継続支援B型事業所「アトリエ・オーサムシップ」の皆さまをお迎えし、工場見学を開催したのです。
きっかけは、太田駅前で開催された「キタグチマルシェ」での偶然の出会いでした。
デザイン会社を母体に持ち、病気や障がいのある方々がアートを通じて自立を目指す――。
そんな彼らの挑戦と熱い想いに触れ、ぜひ一度、私たちの「ものづくりの現場」を見ていただきたいと、その場で意気投合したのが始まりです。
事前に拝見した彼らの作品集は、圧倒的な色彩と個性の塊でした(太田小舞木店のスターバックスにも展示されているそうです)。
表現の裏側にある様々な苦労や葛藤をお聞きする中で、私の胸に一つの確信が生まれました。
「キャンバスに絵の具を走らせるアートと、工場で鉄を削り出す製造業。一見、真逆に見えるけれど、根底にある熱量はどちらも同じ『ものづくり』ではないか」と。
当日は、5名のメンバーとスタッフの皆さまをお迎えし、生産部長の案内のもとでリアルな現場を肌で感じていただきました。
火花を散らす溶接の光、地響きのように響く大型機械の音。
私たちが普段、当たり前の日常として過ごしているその光景を、メンバーの皆さまは本当にキラキラとした、好奇心に満ちた目で見つめていました。
「何かのヒントになれば」と開いた工場見学でしたが、その真っ直ぐな視線に触れ、一番の刺激と「自社の現場への誇り」をもらったのは、実は私たちMATSUMURAのほうでした。
経営者として、また健康経営に関わる一人として、私はつねづね「誰もが生き生きと、その人らしく力を発揮できる環境づくり」の大切さを考えています。
今回、異なる分野の「ものづくり」が交差したことで、地域の製造業が福祉やアートと手を取り合い、新しい価値や働く選択肢を生み出せるかもしれない、という大きな可能性を感じました。
私たちが普段つくっている金属のパーツが、彼らの感性と触れ合うことで、次はどんな新しい表現へと変わっていくのか。
今回の出会いを一過性のものにせず、この街で生まれた素晴らしいご縁を、これからも地域と共に大切に育んでまいりたいと思います。
アトリエ・オーサムシップの皆さま、宝物のような時間をありがとうございました!
ありがたいご縁に感謝いたします。


