実家に行って、初めてわかること
ラク家事のコツは、頑張ることより続けられる仕組みづくり
10月に入り、少しずつ大掃除の話題を耳にするようになりました。
先日、テレビの情報番組でも「寒くなる前に、少しずつ大掃除を始めませんか?」という話をしていました。
確かに、窓拭きなどは寒くなる前の方が作業しやすいですよね。
私も毎年この時期になると、例年窓拭きをご依頼いただくお客様にお声がけを始めます。
長年お伺いしているお客様の中には、10月になると、いつもの家事代行の時間を少し延長して、大掃除を始める方もいらっしゃいます。
普段のお掃除に少しずつプラスしていけば、年末にまとめて頑張る負担も軽くなります。
大掃除が大変なのは、汚れをためてしまうから
大掃除って、正直、面倒ですよね。
普段はなかなか手をつけない場所も、年末だからと頑張って掃除する。
でも、汚れをため込んでしまうから、落とすのに時間も労力もかかるんです。
例えば、ガスコンロやIH。
料理が終わったら、食事の前にさっとひと拭き。
まだ汚れが新しいうちなら、簡単に落とせます。
ところが、そのままにしておくと、油汚れが重なり、落とすのが大変になってしまいます。
片付けも同じです。
買い物から帰ってきたら、買ってきたものをすぐに収納する。
疲れていると、つい座って休みたくなりますが、その前に片付けてしまう。
そんな小さな積み重ねが、後々の大きな片付けを減らしてくれます。
月に一度の掃除、いつやったか覚えていますか?
毎日ではなく、月に一度くらいやっておきたい掃除もあります。
例えば、空気清浄機のフィルター掃除。
「そろそろやらなくちゃ」と思いながら、前回いつ掃除したのか忘れてしまう。
そんなこと、ありませんか?
私は以前から、お客様のお宅でモップを交換する日に、こうした掃除を組み合わせています。
昨日も、モップ交換の日でした。
空気清浄機のフィルターを掃除し、普段は手が届きにくい外の高い場所も、交換前のモップを使ってきれいにしました。
モップ交換という決まった作業に、ほかの掃除を組み合わせる。
そうすれば、いつやったかを覚えておく必要もありません。
この発想、実は父の一言から
昨日、掃除をしながら、ふと父のことを思い出しました。
父は、私が15歳の時に亡くなりました。
一緒に過ごした時間は短く、覚えていることもそれほど多くありません。
そんな父は、一日の終わりにお酒を楽しむ人でした。
ある日、「休肝日を作ろうかな」と言い出したんです。
そして、休肝日に決めたのが、なんと燃えるゴミの日。
ゴミの日なら忘れないと思ったのでしょうね(笑)。
当時は何気なく聞いていた言葉ですが、今思えば、とても合理的です。
すでに決まっている日に、別の習慣を組み合わせる。
私が今、お客様のお宅で実践している掃除の工夫も、元をたどれば父のあの一言につながっているのかもしれません。
父が亡くなって長い年月が経ちました。
何気ない言葉が、今も私の仕事の中に生きています。
コツコツが大切。わかっているんですけどね
偉そうにコツコツの大切さをお話ししていますが、実は私、子どもの頃から夏休みの宿題をため込むタイプです。
まるで『サザエさん』のカツオです(笑)。
面倒なこと、やりたくないことは、つい後回し。
大人になった今でも、締め切りギリギリになって慌てることがあります。
コツコツやればラクなのに。
わかっているんですけどね(笑)。
私自身、コツコツできることもあれば、つい後回しにしてしまうこともあります。
だからこそ、気合いだけで頑張るのではなく、自然に続けられる工夫が大切だと思うんです。
まずは、始めるきっかけを
毎日使う場所は、使ったついでにひと拭き。
月に一度の掃除は、何か決まった日と組み合わせる。
そして、普段できない場所は、10月頃から少しずつ。
一度に全部やろうとしなくてもいいんです。
くらととのホームページでも「ラク家事」のひとつとして、「コツコツのすすめ」をご紹介しています。
コツコツ積み重ねることは、家事を増やすことではありません。
後で大変な思いをしないために、今、少しだけ手を動かしておくこと。
そして、何かをきっかけに、まず一度やってみること。
続けられる仕組みを作ること。
10月になり、大掃除の話題が出始めた今。
これをきっかけに、まずは一か所、始めてみませんか?
きっと、年末の自分が喜んでくれると思います。


