最近よく聞く「ファッシア」について
岐阜県理学療法士会主催の「運動器評価」に関する講習会を当方が担当しており、その第4期の後半として体幹下部をテーマに「講義講習会」を開催いたしました。
今回のテーマは体幹下部・腰椎・骨盤・胸椎・胸郭であり、その評価方法を学ぶ機会として多くの受講生に参加いただきました。参加者はオンラインと対面の両方で参加可能とし、多様なニーズに応える形で実施されました。
理学療法士にとって、正確な評価は治療の基盤となる重要な要素です。
講習会では、腰痛や呼吸機能の異常、脊椎に関連する問題を的確に見つけ出す技術が紹介され、参加者はその精度を高めるための知識を学んでいただきました。
2月には今回の体幹下部についての技術講習会が控えています。
「評価」の講習会は、はっきりいって地味です。
教科書で学べるものも多くあります。
○○法! といったような、認定/ライセンスなどもある「治療技術」とは違います。
ですが、正しく、効果的、効率的に使えているでしょうか?
理学療法では「評価に始まり、評価に終わる」とも言われます。
評価(初期評価)をして、治療、再度評価(効果判定)を行います。
このサイクルが患者の回復をより効果的に進める重要な要素です。
どんな治療法・治療技術も、正しい評価があって初めてその効果を発揮します。
効果的な評価の技術を磨くこと、正しく用いることが大切です。
今後の実践に広く役立てていいただければと思います。



