#2 横浜国立経済学部AO入試と名古屋市立大学経済学部推薦入試

2017年8月28日公開 / 2021年2月18日更新

テーマ：【国公立推薦・OA入試合格ストラテジー】

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード： TOEIC　対策、 TOEIC　勉強法

前回のコラムでは、受験スケジュールを考慮すれば、国公立大学AO入試と､国公立大学の推薦入試を併願できる事をコラムにまとめました。
#1 国公立推薦入試は、国公立AOとも併願できる。しかし・・・。(前編)
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/2033/

今回は、やや特殊な受験スケジュールが発生した、浜国立経済学部AO入試と名古屋市立大学経済学部推薦入試への併願が可能かどうかをコラムにまとめました。

【結論】横国AOと名市推薦Ｂ期間は重なるが日程は重複しない

本年度入試の　横浜国立大学　AO入試の受験スケジュールと名古屋市立大学経済学部推薦入試(B推薦　センター試験を利用する)は、以下の通りです。

【横浜国立大学経済学部AO入試スケジュール】
出願期間　10/12木曜　から　10/18　水曜
１次選抜　*書類審査
１次試験合否発表　11/17金曜
試験日　12/18　月曜
２次試験合否発表　1/10　水曜
*センター試験受験　1/13土曜　1/14日曜(外国語・数学IA・数学IIB)
最終合格者発表　2/6火曜
入学手続き期間　2/7水曜　から　2/14水曜

*出典　横浜国立大学　平成３０年度　入試募集要項　経済学部
http://www.ynu.ac.jp/exam/faculty/essential/pdf/H30_keizai_ao.pdf

【名古屋市立大学経済学部推薦入試Bスケジュール】
*センター試験受験　1/13土曜　1/14日曜(外国語・数学IA・数学IIB)
出願期間　1/15月曜　から　1/19水曜
試験なし(センターの得点のみ)
最終合格者発表　2/7火曜

*出典　名古屋市立大学　平成30年度　入試情報
http://www.nagoya-cu.ac.jp/admissions/undergraduate/schedule/index.html

【結論】横国大AOと名市大推薦Ｂ理論上は併願可

つまり、上記のスケジュールを時系列でまとめれば、以下のようになります。

●横国　AO入試　へ出願　10月中
↓
●横国　AO入試　２次試験日　12/18
↓
●横国　AO入試　２次試験　合格発表　1/10
→合格なら、横国AO入試　３次試験(センター試験受験)
→不合格なら、名市大　推薦Ｂへの手続き準備
↓
●センター試験　受験　1/13　1/14
↓
●自己採点
→横国　２次合格なら、得点率（93%未達）を考慮して、名市大　推薦Ｂへの出願を判断する。
→横国　２次不合格なら、得点率（85%未達）を考慮して、名市大　推薦Ｂへの出願を行う。
→得点不足なら、出願を取りやめ。他大学受験を検討
（この時点で、横国と名市の両方合格は無いように出願が判断できる）
↓
●横国　ＡＯ入試　合格発表　2/6
●名市　推薦Ｂ　合格発表　2/7
↓
●国公立　前期　２次試験　2/25
↓
●国公立　後期　２次試験　3/11以降

センター試験の得点率次第で、合格期待度を推測することが出来ます。よって、横国・名市の、どちらの大学の専願受験をした場合でも、両方から合格がもらえてトラブルが起こることは、理論上回避できます。

【結論】英数だけだが、得点率93%でも不足??

横浜国立大学経済学部AO入試に必要なセンターでの得点率は、公開されていません。
ただし、英語200点・数学IA100点・数学IIB100点　合計400点の配点では、９割得点をとっても不足では無いかと考えます。横浜国立大学経済学部AO入試には、英検・TOEICなどの外部英語検定でのハイスコア取得が出願条件に含まれます。センター試験の英語程度であれば、ほぼ満点を取れる受験生しか合格できないだろうと考えます。
また、名古屋市立大学経済学部も、センター試験での得点率は85%程度が必要だろうと考えます。

つまり、この２つの併願を考える場合には、センター試験英語と数学への徹底対策が重要になります。とくに、最大の関門は､センター数学IIBで9割得点を取ること。直近のセンター試験　本試験・追試験の過去問をやり込むなど、テスト慣れと解答スピードUPで得点率を上げるための訓練をしましょう。

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【注意とお願い】
＊このストラテジーを組むにあたり、横浜国立大学　および　名古屋市立大学　の入試課へ、本件について、複数回にわたって、電話およびメールで問い合わせを行い、様々な回答を頂いております。
＊大学の出願に際しては、各大学の入試要項の条件・内容に従って下さい。また、入試要項の定めにない事項や、解釈が曖昧になる事例は、必ず、出願前に各大学に問い合わせて、明確な回答を得て下さい。
＊このコラムの内容は、読者である受験生自身の責任と判断でご活用下さい。加藤は、受験の結果については責任を一切の負いません。また、個々の問合せに、加藤からはお答え致しません。

この記事を書いたプロ

熱血コンサルで受験生とともに合格を勝ちとる大学受験のプロ

加藤哲也（大学受験の桔梗会）

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