怒りを感じた時の6秒ルール
いつまでモタモタやってるんだ!
こんなの当たり前だろ!なんで知らないんだ!
普通こうするに決まっているだろう!
職場で↑こんな風に怒っていませんか?
怒りが沸くのはどんなとき?
職場で怒りたくなる時ってどんな時か少し考えてみましょう。
- 部下の仕事が遅いとき?
- 部下のデスクが散らかているとき?
- 頼んだ資料のできが悪いとき?
- 報・連・相がなかったとき?
- 部下が反論してきたとき?
- 私語が多いとき?
- 出先からの帰りが遅いとき?
- 上司から理不尽に怒られたとき?
- 無理な仕事を押し付けられたとき?
どれもありそうですよね。笑
私たちは職場に限らず様々なシーンで腹を立てていますが、
怒るのはどういう時かというと
自分の思い通りになっていないとき
自分の中の価値観や当たり前、これが普通と信じていることと
目の前の現実にギャップがある時に怒りが沸いてきます。
怒りの<元>は自分のなかにある「べき」
つまり、怒りの<元>は自分の中にあるということ。
この<元>を分かりやすく「べき」とお伝えしています。
上の例でいうと
- 仕事は早くするべき(時間をかけるべきではない)
- デスクは整理整頓されてるべき
- 仕事は完璧であるべき
- 報・連・相するべき
- 私語は慎むべき
- 出先の仕事が終わったら早く帰社するべき
- 部下は上司のいうことをきくべき
- 理不尽に怒るべきではない(部下の話も聞くべき)
- 仕事は状況を見て依頼するべき
などの「べき」がありそうですよね。
今、このコラムを読んでくださっているあなたにも
きっと多くの「べき」があるはずです。
自分の「べき」とどう付き合うか
怒りの<元>となる「べき」ですが
じゃあなくせば良いかと言うとそうではありません。
「べき」はこれまでの経験で学んできたり、
親や周囲から教えられて自然と身に着けてきたもの。
自分にとっては100点満点、正しいものです。
ただ、
世の中のみんなが同じ「べき」を持っている訳ではなく、
またその程度もひとそれぞれ
その違いや差が怒りに繋がってくるんですね。
「仕事は早くするべき」 と 「仕事は完璧であるべき」
仕事は何よりスピード!出来は70点でもいいから早くするべき!という人と
仕事は完璧であるべき!100点でないと意味がない!と考える人。
どちらが正解とは言えませんよね?
その時々、と考える人もいるでしょう。
そう、「べき」は自分の中でもその時々で揺らいだり
優先順位が変わってしまうものでもあります。
つまり、
自分にとっての正しさは 、その範囲が実は曖昧ということ
余計なことでイライラしたり、怒りたくなかったら
この「べき」をほんの少し緩めてみてくださいね。
どこまでなら許せるか
言い換えるとどこ以上は許せないのか
自分に問いかけることで、
余計なイライラを減らすことに繋がってきますよ。