怒りの<元>は自分の中にある!?

渡辺佳奈子

渡辺佳奈子

テーマ:アンガーマネジメント

いつまでモタモタやってるんだ!
こんなの当たり前だろ!なんで知らないんだ!
普通こうするに決まっているだろう!

職場で↑こんな風に怒っていませんか?

怒りが沸くのはどんなとき?


職場で怒りたくなる時ってどんな時か少し考えてみましょう。

  • 部下の仕事が遅いとき?
  • 部下のデスクが散らかているとき?
  • 頼んだ資料のできが悪いとき?
  • 報・連・相がなかったとき?
  • 部下が反論してきたとき?
  • 私語が多いとき?
  • 出先からの帰りが遅いとき?
  • 上司から理不尽に怒られたとき?
  • 無理な仕事を押し付けられたとき?


どれもありそうですよね。笑

私たちは職場に限らず様々なシーンで腹を立てていますが、
怒るのはどういう時かというと

自分の思い通りになっていないとき


自分の中の価値観や当たり前、これが普通と信じていることと
目の前の現実にギャップがある時に怒りが沸いてきます。

怒りの<元>は自分のなかにある「べき」


つまり、怒りの<元>は自分の中にあるということ。
この<元>を分かりやすく「べき」とお伝えしています。

上の例でいうと

  • 仕事は早くするべき(時間をかけるべきではない)
  • デスクは整理整頓されてるべき
  • 仕事は完璧であるべき
  • 報・連・相するべき
  • 私語は慎むべき
  • 出先の仕事が終わったら早く帰社するべき
  • 部下は上司のいうことをきくべき
  • 理不尽に怒るべきではない(部下の話も聞くべき)
  • 仕事は状況を見て依頼するべき


などの「べき」がありそうですよね。

今、このコラムを読んでくださっているあなたにも
きっと多くの「べき」があるはずです。

自分の「べき」とどう付き合うか


怒りの<元>となる「べき」ですが
じゃあなくせば良いかと言うとそうではありません。

「べき」はこれまでの経験で学んできたり、
親や周囲から教えられて自然と身に着けてきたもの。

自分にとっては100点満点、正しいものです。

ただ、

世の中のみんなが同じ「べき」を持っている訳ではなく、
またその程度もひとそれぞれ

その違いや差が怒りに繋がってくるんですね。


「仕事は早くするべき」 と 「仕事は完璧であるべき」


仕事は何よりスピード!出来は70点でもいいから早くするべき!という人と
仕事は完璧であるべき!100点でないと意味がない!と考える人。

どちらが正解とは言えませんよね?
その時々、と考える人もいるでしょう。


そう、「べき」は自分の中でもその時々で揺らいだり
優先順位が変わってしまうものでもあります。

つまり、

自分にとっての正しさは 、その範囲が実は曖昧ということ


余計なことでイライラしたり、怒りたくなかったら
この「べき」をほんの少し緩めてみてくださいね。

どこまでなら許せるか
言い換えるとどこ以上は許せないのか

自分に問いかけることで、
余計なイライラを減らすことに繋がってきますよ。


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渡辺佳奈子
専門家

渡辺佳奈子(アンガーマネジメントコンサルタント)

blanc+(ブランプリュス)

アンガーマネジメントや産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの知見・経験に加え、カラーセラピーなども活用しWell-beingな職場づくりをサポート。企業や医療・介護施設、行政等、依頼多数。

渡辺佳奈子プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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