イメージを変えると気持ちが変わる

須田敏男

須田敏男

テーマ:子育て

 学校で、先生に怒鳴られ、怖い思いをしたお子さんが、「学校に行かない。」と言うので学校を休ませた保護者の方から相談のメールがありました。

 学校を休まなければならない程の大きなショックを受けたのでしょう。
これから学校に通えなくなるのではないか、親として不安を感じるのも当然だろうと思います。

 そこで、次のようなメールを送りました。
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こんにちは。
大変でしたね、
全てプラスと考えたいと思います。

怒鳴られて怖かったと言うことですが、まず素晴らしい体験ができたことを褒めてあげてください。
「今までにない初めての体験をしたこと。」「何をすると怒鳴られるのかがわかったこと(今後の失敗を防ぐための体験になったこと)。」
 こんな体験を小学生のうちにできた事はよかったね。大人になってからだと大変なことになるよ。」
と伝えてみてください。
そして、
これまでの怖かった体験を思い出し、その怖さと比べてみます。
最高に怖かった体験を10点とした時、何点ぐらいになるにか、点数にしてみます。
もし、10点を超えるようでしたら、その怖さを感じた時は、学校に行きたくないくらいの怖い体験だったとします。
もし、10点以下であったら、過去の体験の時どのような対応をしたのかを確認し、学校を休まなくてもその時の対応のしてはどうかと尋ねみます。

 次に「怒鳴った先生はいつも怒鳴り続けるのか。」を尋ねます。
 いつもどのような姿をしているのかをイメージさせてみます。優しいときもあれば、怖い時もあるとなれば、怖い先生のイメージがゆるみます。
 いつも怖いばかりではなく、「〜すると怖くなる」となれば、「〜しなければ優しい先生でいてくれるよね。」と伝えることができます。
 いつも怖いイメージが張り付いているために動けないので、例外になるように質問をしてイメージを変えます。

 イメージがかわれば、学校を休む理由がなくなるので、学校へ行くことができるようになります。

「生きていく上で怖い体験はこれからも起きること、その怖さを航大さんがこれからどのように乗り越えるのか楽しみだ。」と伝えることも、前向きに生きていくエネルギーを与えることになります。
「お兄ちゃんとして、そんな素敵な姿を妹たちにも見せてね。」
と言うのもよいかもしれません。

頑張ってください。

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1日休む事で、お子さんと話し合いの場ができ、冷静に自分を見つめ事ができたようです。

 感情的になっている時は、感情に振り回され、視野が狭くなり、適切な判断ができません。

 冷静になって、視野を広げて、話し合う事で、怒鳴った先生への怖いイメージを変えることができました。そして、普段の子さんの顔つきに戻すことができ、翌日には、登校することができました。

適切な対応がお子さんの気持ちを切り替えることができました。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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