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老老介護

2024年6月13日

テーマ:生き方

コラムカテゴリ:くらし

 いよいよ70代に入ろうとする年を迎え、100歳に近づいた父を抱えた老老介護の真っ只中にいます。
 ケアーマネージャーと月1回、父の介護についての話をする機会があります。
 ケアーマネージャーからの話を聞くと、介護に関わる家庭を沢山見ている立場からすると、うちの介護はとても幸せな介護をしている事がわかります。
 父の介護を当たり前と考えているためか、負担があっても負担感を感じる事がないのです。
 お金の負担、時間の負担、日常生活の制約の負担、父の衣食住の負担など、さまざまな負担がありますが、負担感を感じないのです。

 むしろ、負担を試練と考えて挑戦にしている感じです。

 例えば、手すり一つでも父の状態の変化に合わせて少しずつ修正し、かなり使い勝手の良い形になっています。トイレまでの距離は3m程ですが、何とか自力で行こうと頑張れるように手すりをつけてあります。
手の力の弱さに合わせて、箸からフォークスプーンに変え、今では爪楊枝がかなり役立つようになってきました。
 父の変化に対応する事が、穏やかに過ごせるための対策だと考えています。父の負担も少ないためストレスが少なく、日々穏やかに過ごせている感じがします。
 もちろん認知度も上がっています。穏やかに過ごせている分、「そうか?」で済んでしまい、トラブルが発生しません。

介護する側から考えてもかなり楽に介護させてもらっていると思います。

 父の対応を変えていくことは、老いを理解するための絶好の機会を得ている感じがしてます。
 そして、今後自分が通っていく道を見ている感じがしています。

 少しでも長く健康でいるために体験的に何をすべきかを学ばせてもらっていると思っていて、自分自身も健康的な生活に心がけられるようになってきました。

 介護をどうとらえるかは、人それぞれですが、同じ介護をするのであれば、楽しくやりたいと思います。

 まだまだ、この先、色々な事が起きるでしょうが、何となく、上手く乗り越えられそうに思います。

この記事を書いたプロ

須田敏男

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男(あすなろ教室)

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