過去に縛られている

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 一人一人違っていていることは誰でもわかっています。そして、それを大事にしなければならないこともわかっています。

 それにも関わらず、価値観の違いから、ぶつかったり、不仲になったりします。
 一緒に仲良く暮らしたいと思っていてもなかなかうまくいきません。
一方が我慢することで何とか一緒に暮らせている状態があるかもしれません。
 我慢すれば、どこかで、それを吐き出すことになります。
それでは、いつまで経っても仲良く一緒に暮らすことにはなりません。

 価値観の違い・・・ここを考えなければ、解決になりません。

価値観は、生まれてからこれまで、生きていくために体験経験を通して身につけた考え方です。
 根本的な価値観は、幼い頃の原体験に基づいて形成されたものになります。
 その価値観が生かせる体験経験を繰り返し行うことで、強化され、無意識のうちに、使えるようになってしまいます。

 例えば、
 時間厳守な人は、幼い頃に親から時間に厳しく躾られた体験を成長とともに時間を守る体験を繰り返しすることで、時間厳守という価値観をもって生きることになります。
 幼い自分が、その時点で、生きて行くために必要だと決めたその価値観を強化しながら生きてきたことになります。

 つまり、さまざまな体験をして生きている今の自分ではなく、幼い頃の自分が作り上げた価値観に縛られていることになります。

 価値観は、過去の自分が作り上げたもので、今の状況に合っているかどうかは別です。

 大人となった自分が、今の状況に合わせて判断する事が、一番適切な判断ができます。

 この事から考えると、大切にしてきた価値観にこだわることは、過去を生きることになり、今を生きていないと考えることになります。

 つまり、今に合わせて、価値観を柔軟に修正れば生きやすくなります。

価値観を否定されると、自分を否定された感じを受けますが、決して

「価値観は、自分ではありません」

本当の自分に近いところにあり、影響を受けやすいのですが、決して自分ではありません。

 (※これをわかりやすく表現したのが、ニューロロジカルレベルです。)

仲良く生活するためには、過去に縛られないで、価値観を柔軟に利用する事が、役立つと思います。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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