負の感情を収める

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 思いが一致している時にはスムーズに事が進みますが、思いがずれていると、なかなか事が進みません。
 こんな経験は、誰にでもあります。
 この時の捉え方で、その後の方向が決まります。
 
 この思いのズレを埋める事に力を注ぐか、それとも、強引にこちらの思いで動かすか、それとも事をやめるのか、様々です。
 

「これしかない。」とか、「これが正解だ。」と決めてしまうと、制限を加える事になり、自分を苦しめる事になりかねません。


どれが正しいかは、その時々の状況によって異なります。柔軟性を発揮し、その時々にあった対応をした方がよい結果になります。

 しかし、それでは、なかなか進まなくて、辛い思いをしているその気持ちは、収まりません。

 ここが一番大事なところです。

 私たちは、感情で動くことの多くあります。感情を引きずったままでは、次の行動が滞ります。次に動き出すためには、一旦気持ちをフラットにしなけれなりません。この場合は、辛さが収め、平常な気持ちにして、気持ちを切り替え、新たな気持ちで前に進む事になります。
 
 この気持ちの切り替えに時間をかけ過ぎず、早く切り替える事がポイントになります。
 ネガティブな思考をしている人は、過去を引きずる事が多く、この切り替えがなかなかできずに苦しむ事に時間をかけているように思います。

 それなら、ポジティブ思考をすればよいではないかといわれても、長年付き合ってきた考え方を簡単に変えられるものではありません。

そこで、次の方法を考えてみました。
・辛い思いをする人を増やす。
 同じ気持ちを持っている仲間の存在は、かなり支えになります。自分一人で抱えなくてもいいので、楽になります。また、いい知恵をいただく機会に巡り合えるかもしれません。

・辛い気持ちを味わい尽くす。
 辛さから逃げようととすると、余計に力がはいr、辛さを味わう時間が長くなります。逆に感じた辛さを感じ尽くす事に集中すれば、早く収まります。
 集中すると言うことは、辛さが体のある部位に辛さを強く感じるところが現れ、その部位に意識を集める事になります。呼吸を整え、辛さと向き合います。様々な思いが浮かんできても相手にせず、とにかく辛さと向き合います。

・辛さを感じたことはしかたがないと諦める
 「辛さを味わざるを得ないのは、神様が、今の自分に必要だと考えて、与えられたものだ。」と考え、偶然ではなく、今の自分に適切な辛さを与えてくださったものだから、仕方がないと思う事にします。自分の力を超えた見えない大きな力が働いていると考えると、諦める事ができます。

一度試してみては、いかがでしょう?

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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