先送りしたくなった時

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 「これは、後にしよう。」と、先送りする事があります。
この時、一瞬心の中に
 「面倒だ。」「やりたくない。」「したいことがある。」などの理由があがります。
 立ち止まることなく、当たり前のようにこの理由で先送りをしているか、それとも、一旦立ち止まって先送りするかは、大きな違いがあります。

 私たちは、常に選択を迫られています。

例えば、進学、就職、結婚、転職、家や車の購入などを選択する時には、かなりの時間とエネルギーを使って選択をします。
 それほど、日常生活においても選択しながら生活をしています。食べ物や着る物、行き先、テレビ番組、本、友達など様々なものを選択しています。同様に、時間も選択しています。
 時間は流れているので、他のもののように時間をかけるわけにはいかず、瞬時に選択しなければなりません。

 脳は、空白を嫌うので、何もしない時間を避け、何かをして埋めようとします。
 遊びの時間、仕事の時間、食事の時間、睡眠の時間などを作り、空白を作らないようにします。
 この時間を意識的にする事が、選択になります。

 瞬時に選択する時に脳裏をかすめる言葉が、人生に大きな影響を与えています。
 繰り返しによって見方考え方は身につきます。

時間の選択も繰り返し行われる回数が多いため、身につきやすい事がわかります。
 先送りは、「面倒だ。」「やりたくない。」「したいことがある。」を繰り返した結果によって生まれた見方考え方になります。
 
 この言葉が浮かんだ時に、「ちょっと、待って。」、「本当にそれでいいの。」と、自分に声をかける事ができれば、先送りを止める事ができます。

 そして、止める事ができれば、意識を働かせるチャンスが生まれます。

・辛いけど、後にせず、先にした方がいい事があるかもしれない。
・思うほど、嫌なことではないかもしれない。
・やった後の充実感が早く手に入かもしれない。
・我慢強くなれるかもしれない。
・新しい自分に出会えるかもしれない。

 このように考えると、自分を磨くチャンスが生まれたことになります。

日々の積み上げが、自分自身を作っています。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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