生きる意思の強さ
6年生を対象に、まちづくりに関する授業を行いました。
根底にあるのが、「好きな地域のために」という「利他心」が必要な事に気づく授業を目指しました。
いきなり地域を見つめる事は難しいと考え、基盤となる家庭について考えました。
したい事を自由にしたがる「利己心」と、家族のためしなければならない(にしたい)「利他心」がぶつかり合うことで家庭の中で起きるトラブルを取り上げ、好きな家族のために「利他心」を使えば乗り越えられる事を伝えました。
例
楽しいテレビ番組を見ている時、親から、勉強(入浴、食事)をしなさいと声をかけられる場面
親の思いは、我が子を思う利他心が働いている事
自分のしたい事(利己心)を優先するか、大好きな親の思いに答えるために(利他心)を働かせるか、心の中に葛藤がある事
親とのトラブルを回避するために、利他心を優先すると、家庭円満に動き出すことにつながります。逆に自分のしたい事を優先すると親子喧嘩に発展する可能性を秘めています。
この利他心の使い方は、地域でも同様で、大好きな地域のために(利他心)を働かせることが住みよいまちづくりを円滑に進めることができることを話ました。
その後、新しい事業実施に支える側になって、どんな役割が必要なのかを子どもたちと一緒に考えました。
授業を終わる頃には、新しい事業に参加したいと考える子どもたちがおり、まちづくりに興味関心をもっていただけたと思いました。
子どもたちの純粋な気持ちに触れ、ますます、まちづくりを子どもたちのためにも進めたいと、気持ちを新たにしました。