老老介護
「物事を進める時には、必ず壁が現れる」
これは、自然なことで、問題ではないと思えるようになってきました。
壁が問題ではなく、その壁をどのように捉えるのか、その捉え方によって問題が生じるように思います。
昨日、自治会に新しい事業の説明に市の職員の方がみえました。
説明をされる中で、自治会の負担がある事が容易に理解する事ができました。壁が目の前に出来上がったのです。
でもその壁を乗り越える事が、住民の生活に役立つとわかると、その壁がすぐに低くなり、何とか協力して、事業を成功させたくなりました。
壁を作るのは、自分自身の中にある事業に否定的な自分でした。そして、それを覆したのは、事業の価値を見出した肯定的自分でした。
自分の中にいる葛藤する2つの自分があり、その2つの立場を理解した上で、どうするか判断する自分がいます。
二つの自分の綱引きで、どちらかが勝ったというのではありません。両方を活かしながら、新しい視点から判断したように思います。
壁が現れた時に、どんな自分が現れるかは、これまでの体験経験によって異なります。
失敗体験が多いとどうしても否定的な自分が現れやすくなりますが、成功体験が多いと肯定的な自分が現れやすくなる感じがします。
ということは、成功体験が多ければ、肯定的な自分が現れやすくなると考えられる事ができます。
失敗を失敗ととらえず、学びと捉えれば、成功体験と見る事ができます。
壁が低くなったのも、事業を学びの機会とらえる事ができたので、壁を低くする要因になったように思います。
壁が現れた時こそ、自分を見つめてみたいと思います。