自分軸を確かに

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 すると決めた事でも、人の意見を聞くと
「そうだな。それも大事だな。」と思い、考えが変わってしまう事があります。
 そして、後から、「何で変えてしまったのだろう。変えなければよかったなあ。」と後悔することがあります。

 この時、自分の中で何が起きているのか、じっくりと考えてみました。

 私の場合、人の意見を聞く時には、発する言葉に集中しています。
その時には、すると決めた自分の意図は見えません。
 その言葉を理解しようと頭の中にある記憶を頼りに自分なりに組み立てています。

 組み立てが終わると、話し手の考えが整理され、よくわかったと満足してしまいます。

 上書き保存されたようになってしまう状態のようです。

 時間が経過すると、隠れていた決めた意図が、染み出すように現れます。
これが、後悔になっているようです。

 後悔せずにすると決めたことができるためには、今後どのようにすれば良いのだろうと思いました。

 自分軸を強化する事・・・・ここがポイントのように思いました。

 人の話に集中するときに、自分の考えが、見え隠れするだけでもいいので、出てくる状態であれば、人の意見に振り回されることはないと思います。

 つまり、繰り返し、繰り返し、自分の考えを登場させながら、人の意見を聞くことが、自分軸を強化する事になるのではないかと思いました。

 これは、まさに習慣を身につけるようなものです。

 自分軸を常に明らかにしながら事に向かう・・・この習慣を身につける

 日々の生活も正にこの事と同じだと思いました。

 日々意識している事は、確実に形になっています。
しかし、意識が薄れていることは、形になることはなく、場当たり的になっています。

 例えば、
・綺麗好き人は、常に綺麗さを意識しているので、綺麗な状態を保っています。
・時間厳守の人は、常に時間を意識し、計画的に事を進めています。

 人の話を聞く時にも同様に考えると、話題について、常にその本質を見極め、その本質を意識しながら話のやり取りをすることが大事なように思います。
 そして、人の話の理解ではなく、相手の意図を探り、本質とつなぐ事に集中する事が大事なように思えてきました。

 「この人は、何を大事にしているのだろう。」と、思いを探りながら、会話を楽しみたいと思いました。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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