エリザベス女王のご逝去
思いをこめた事を進めるためには、その準備がとても大事になります。
そのために、事前にしておくとよいことをできるだけ多く見つけ、事を進めるための障害を取り除いておくように準備しておきます。
私は、人、物、金、情報の視点から、その障害を見つけ、取り除いておくように心がけています。
最近は、特に情報の扱いが難しいと思っています。
共有しなければならない情報もあれば、共有しない方がよい情報があります。
細かいことは、その時々の判断で柔軟に対応できることであっても、全てマニュアル化してあると、そのマニュアル以外の障害に気づかなかったり、マニュアルが障害となって、動きに制限がかかり、スムーズに対応できなったりすることがあります。
同じ方向を向き、互いに支え合う気持ちがあると、事がうまく回っていきます。
これは、野球、サッカー、バレーボールのような集団競技で、敵と戦いをしている姿に似ています。
役割を果たすことは確かですが、役割だけやっていれば、勝てるというものではありません。
その時々の変化に合わせて柔軟に対応し、自分役割を超えてでも支えて合おうという気概が必要になります。
このように考えると、どうしても伝えなければならない情報は、組織を運営するためのビジョンなり、目的なり、共通の方向となる情報が必要になります。
この共通する方向を示すことがリーダーの役割になると思います。
そして、その影響力の大きさが、事の動きの活発さになってくるように思います。
影響力のあるリーダーには、人間的な魅力があるように思います。
「このリーダーならばついていこう。」
「このリーダーの言うことならば、仕方がない。」
「このリーダーのために、役に立とう。」 など
となれば、人や金が動き始め、次第に物が揃い始めます。
このように考えると、魅力のあるリーダーになれるように自らを磨き続けることが、リーダーには必要なのだろうと思います。
浅利慶太氏、五木寛之氏、稲盛和夫氏、加藤一二三氏、黒柳徹子氏、古賀稔彦氏、瀬戸内寂聴氏、長渕 剛氏、永守重信氏、村田諒太氏、山中伸氏……などなど、各界の一流プロによる心が熱くなる話が掲載されている『1日1話、読めば心が熱くなる365人の心の教科書』からは、魅力あるリーダー像が見えてきます。
誰の心にもリーダー性があります。そのリーダー性を磨き続けている人がリーダーになっているようです。
目指すリーダーは、自分の中にあるように思えてなりません。