真逆の顔
クライアントから、嬉しいメールをいただきました。
ー届いたメールー
「昨日と今日、長男は朝と帰り頑張って電車で自分で行って帰ることができました。
いつも、登校下校のどちらかは車に乗せていました。
でも、今週バイトで私がとても疲れていたので昨日と今日の帰りに迎えに行けないお願いだから自分で帰ってきてねと伝えると帰ってきました。(電話で迎えに来てと言ってきましたが断りました)
ちゃんと出来たね偉いね。「◯◯くんはやればできるんだよ。今までやってなかっただけだよ。」と褒めました。
「この子は、私が手助けしないとできない子だ。」と思っていると、つい手を出したくなります。
手助けを手放すことができたことが、お子さんの自立につながるきっかけを得たように思います。
自立は、自ら考え、自ら判断し、行動することになります。
助けを求めた時に断られた息子さんは、電車に乗るために、自ら考え、自ら判断し、行動することになりました。
これは、自立に向けての大きな第一歩です。
「一人ではできない子だ。」「私が手助けしなければ。」と言う思い込みが、子どもの自立を妨げているかもしれません。
なかなか手放せないのは、もしかすると、「失敗して、哀しい思いをさせたくない。」「失敗をして、自信をなくすのでがないか。」という、失敗への恐怖心が深いところにあるかもしれません。
これはなかなか拭いさることはできませんが、緩める事はできます。
手放した時に浮かぶ負のイメージを、乗り越えたイメージに変えるだけで、緩みます。
子どもと同様、一度挑戦してみるのも、よいことだと思います。
子育ては親自身の成長にも役立つことがわかると思います。
ただし、一度できたからと言って次もできるとは限りません。
最初の一歩を踏み出しただけです。
必ずできるとするとプレッシャーになったり、子どもを責める材料になったりします。
失敗もこれからもあると思います。
歩き出し始めの赤ん坊のように、失敗しても、笑って、応援していた頃の自分を思い出してみてください。
失敗もよい練習になります。心配しながらも、笑顔で子どもと対峙したあの頃を思い出してみるのも一つです。