気づかない事には気づけない
津波で制服が流されるなどの被害を受けた石川県珠洲市の高校の生徒に卒業生から集めた制服が贈られたというニュースが流れました。
贈られた制服は、ブレザーやスカートなどあわせておよそ80点で、「試練を乗り越え、これからの夢や希望に向かって自分の道を進んで行ってください」などと書かれた、提供した人たちからのメッセージも添えられていたそうです。
被災した後輩を思う温かい気持ちが、伝わってきます。
今回の地震では、地域のつながりの大切さを強く感じていますが、この高校生の姿も、その現れだと思いました。
地域を思う心を探ってみると
・一緒に生活する仲間がいる
・一緒に行動した体験がある
・助けたり、助けられたりした体験がある
これらの体験や経験が、仲間の絆を生み、仲間への「愛」が、育ったのだろうと思います。
自分の地域で考えてみると、郷土愛に満ちた人が多いかと問われれば、少々頭を振らなければならないように思います。
もし住んでいる地域に地震が起きた時、助け合う事ができるだろうかと、不安になります。
まだまだ努力を積み重ねなければならないと思いました。
「地域活動への参加のメリットデメリットは?」と言う人がいますが、地域活動は、損得で動くことではないと思います。
自分や家族の安心安全な生活を作るための活動ですから、奉仕活動と考えた方が近いように思います。
奉仕の気持ちが相手に伝わるから、いざという時に助けたくなるのだろうと思います。
私たちは感情の動物です。奉仕活動を通して心地よい感情を育てるのが地域活動だろうと思います。
能登には、その心地よい感情でつながりを持った人々が多く生活していたのだろうと思います。
このニュースをみて、いざ言う時のために、日頃の活動がとても大切だと、改めて感じました。