習慣に焦点を当てる
時間の使い方は、人それぞれですが、何かすべき事がある事が、とても大切なことだと思います。
孫が腹痛を訴えて急遽学校を休む事になりました。
我が家で預かることになりました。
少々熱もあり、身体を休めて横になっていました。
昼頃になると腹痛も熱もなく元気になりました。
何もする事がないため、タブレットで動画を見ている時間が長くなっていました。
「何もする事がない」・・・・この状態は、誰にとっても辛いものです。
これも脳の働きによるもので、脳は、空白を嫌うため何かで埋めようとします。
この何かが、その人なりになってきます。
よく「退職後にうつになる人が多い。」と聞きますが、する事がある生活から、一変して「何もする事がない。」生活に陥ったときに、無力感を感じるのではないかと思います。
趣味や第二の仕事など、する事があれば、意欲を持つ事ができますが、なければ意欲を持つ機会がありません。
孫のように、ただ刺激に反応する生活になっていきます。
面白ければ、気持ちを高める事ができますが、そのうちに飽きてしまい、別の事を探すことになりなます。
(ちなみに、孫の場合は、「自宅に帰ってもいいか。」と変化を認めて私に尋ねてきました。)
これが毎日の生活となれば、生きる事に辛さを感じても当然だと思います。
生き甲斐は、反応する生活ではなく、自ら創り出す生活の中から生まれます。
先日、預かっているお子さんが、
「お母さんが、『何で先生は、あんなに元気なの?』と言っていたよ。」
と話してくれました。
振り返ってみると、自分で仕事を作り、する事で一日の生活を一杯にしている自分がいます。
時々ぼーっとして、テレビ番組を見る事がありますが、やはり、仕事をしている時の自分の方が、輝いています。
「する事がある」・・・・これがあるから生きているように思います。
そして、その仕事が、人の役に立っていると思うと、やり甲斐も生まれてきます。
これが、元気の源になっているのかもしれません。
仕事が頂ける事は、幸せな事だと思います。
そうやって私たちは、生かされているのかもしれません。