コラム
二十歳の集いに思う
2024年1月9日
各地で二十歳の集いが行われました。さまざまな形の集いが紹介され、多様性の時代を象徴しているように感じました。
ただ、時代の移り変わりとともに形が変わっても、変えてはならない事があると思います。
それは、二十歳の集いを自分を見つめ直す機会ととらえ、人生の節目を作る事だと思います。
環境に振り回される事なく、自分を見つめ、これまでの自分とこれからの自分を土俵に乗せ、どう生きるかを自分なりに決める機会として活かす事ができたらいいなあと思います。
旧交を温める機会ですが、これは過去の自分を見つめることになります。
そこに縛られると、社会の荒波に揉まれようとしている(既に揉まれている)自分から逃避することになりかねません。
当然、癒しの機会にはなります。これも役に立ちます。でも、それは一時です。もっと役に立つ活かし方があります。
集いが終われば、現実の社会に戻ることになります。
現実の社会に戻る時のエネルギーとなるように最大限に活かす場にする事が、節目にする事になるだろうと思います。
日頃、自分の殻に閉じこもりがちになる事が多い人でも、他者の話を聞く機会があれば刺激になります。
二十歳の集いは、その機会でもあります。
また、二十歳の集いは、参加者を支えてきた家族や地域の人々の思いや願いを受け止め、感じる機会にもなります。
形式的になりがちな二十歳の集いですが、支える側として、願いを込め、愛情を注ぎ、精一杯作り上げた集いにすれば、必ず参加者にその思いは伝わると思っています。
主催者側にそれだけの強い思いがある二十歳の集いになっていただろうか、報道を見ながら、振り返ってみました。
これからも、次代を築く若者を精一杯支えたいと思いました。
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