完璧な自分だと思い込む

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 今より、「よい生活や仕事をしたい。」「人間関係をよくしたい。」と思ったり、自分自身をよりよくしたいと思ったりする時や、他人からの要求に応えられないと感じた時にストレスを感じるのではないでしょうか。

 もし、「今の自分は完璧だ。」と考えれば、今以上、自分に必要なことはなく、欠点や批判される点や変えないといけないところは何もありません。誰かと競争する必要はなく、今以上の自分になる必要もありません。

 こんな思い込みを利用する事は、誰にでもできます。

 脳は、現実に起きる事とイメージした事を区別する事ができないので、この「今の自分は完璧だ。」と言う思い込みを活用すると、見える世界が変わってきます。

(現実とイメージを区別できない・・・例えば、「梅干しを食べなくても、食べるイメージをしただけでもだ液が出る。」「旅行に行く計画を立てると、旅行先の出来事をイメージするだけで、ワクワクする。」「起きていないにも関わらず、嫌な事が起きるとイメージするだけで、憂うつになる。」など生活の中で私たちは、知らず知らずのうちに使っています。使っていると言うよりも反応していると言った方が合っているかもしれません。
 気づかずに使うのではなく、これを意図的使うのです。))

 この思い込みを一週間でも続けると、見える世界が変わる事を体験する事ができます。
 
(例 私の場合)
 孫が昨夜から熱を出し、病院へ連れて行ったり、投薬の世話をしたりしながらも、妻とのディナーを楽しんだ私は、完璧です。時間を上手く使いこなしている自分です。
 また、働いている娘への孫への対応の報告も完璧で、娘が孫の心配をせず、仕事に打ち込めるように対応した事も完璧です。
 相手を気遣い、不安材料を取り除く、誠実で思いやのある自分です。
 日曜日の防災訓練の準備も完璧にこなしました。一旦、パワーポイントを作成しようかと思いましたが、私が作成したまちづくり協議会のホームページを使えばよい事に気づき、作成せずに済みました。他の準備は全て終えました。
 見通しを持ち、仕事を段取りよく進める自分です。やはり完璧な自分です。
 土曜日のソフティバレーの練習には参加できませんでした。日曜日に行われる防災訓練、防災訓練後に行われる水防団の演習見学、懇親会への参加などを考えると必要な措置です。身体の負担を軽減し、対処できる自分はやはり完璧です。

 見たり、聞いたり、感じたり、考えたり、行動したりする事、全て完璧に対応できる自分です。

 こんな感じです。

 このように考えると、ストレスを感じる事なく、今のままで十分幸せに生きている自分を感じる事ができます。

 他人の要求も何の違和感もなく、素直に受け入れる事ができます。「全て必要な事が、今出来事として起きている。」と考える事ができ、受け入れることができるのです。

 「今の自分は完璧だ。」と思い込むだけです。そして、出来事全てをその自分から眺めてみるのです。

 やってみる価値はありそうです。

 私も一週間続けてみようと思います。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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