住みよいまちを創る
私は、地元の柿の一本オーナーとして、柿の木を一本もっています。今年の柿は、他人に配るには忍びないほど、虫食いが多く、収穫した柿をオーナーのところに持っていき、相談しました。
事情を聞くと虫の大量発生により、消毒の合間に食われてしまったとのことで、どの畑も同じ状態だということでした。
そして、一本オーナーの代金を返金すると言われましたが、返金を求めて相談に来たわけではないので、受け取れないと伝えました。
それなら、近くにある別の木から、必要な分を取ってよいとの話になりました。
私が摘果した木とは違って、オーナーが摘果した木は実が大きく、同じように虫食いが多くありました。
その中から、良さそうな柿を探すのも一苦労する程の被害でした。
こんなにひどい状態だとは気づかず、どこかで、オーナーの管理のまずさがあったのではないかと疑っていた私があり、申し訳なかったと思いました。
これでは、経営も厳しいだろうなと思いました。
そして、私が相談に行った行動は、苦情を伝えたわけではありませんでしたが、苦情を伝えた事になったと思いました。
そして、経営者というのは、これだと教えていただいたと思いました。
「相手が心地よい状態になって帰ってもらうために最善を尽くす事」
不満があると、その不満を相手にぶつける事があります。
身近な相手であればあるほど、不満を自分事ととらえて誠実に応えてくれます。
不満から感じられる負のエネルギーが人から人へと広がっていくように感じられます。
今の時代は、ストレスを抱えている人が多い分、不満は蔓延していると思います。
元々不満は、自分の中で醸し出されるものです。
自分の中で解消できれば、他に悪影響を及ぼす事が少なくなります。
自分で少しでも不満を解消する手立てを持っている事が、とても大事ではないかと思いました。
自分の言動が、どれほど人に影響を及ぼしているかを考え、言動に責任が取れる自分に磨きをかける事が重要だと思いました。
そして、不満解消の手立てを伝える私のようなサポーターの役割がとても重要だと思いました。今の仕事に励みたいと思いました。