自分の考えに引き込む事の功罪
穏やかに生活していると、感情の起伏もそれほど大きくなく、淡々と1日を送っている感じがします。
そんな折、会の機器を誤使用のため、機器が使用不可となったと相談がありました。事実を話されたので、「購入しなくちゃいけないね。」と話しました。ふと、この言葉を拡大解釈し、経費を会で受けてくれると都合の良い結論を導き出しかねないと思いました。
不安を感じたので、会計には、事前に事実を話しておきました。
数日後、メールが届き、案の定、会への経費の請求がありました。
これまでの行いや、お金の性質、結論の出し方などを書いて返信メールを送りました。
その後、会に購入経費を請求しないとのメールが返ってきました。
何気ない出来事ですが、平穏な心の状態から湧き上がる感情(不安感、期待感)が、うまく事を運んでくれたように感じました。
・相手の行動を予測できる
視野が広がっているので、日頃の言動と重ね合わせて、今後の動きを予想する事ができました。
・対応の広がりが生まれる
自分だけで対応するのではなく、相手の行動を予測して、対応する人を見つける事ができました。
・広い視野からやんわりと経費支払いを促す事ができる
相手に過去の取り組みや今置かれている立場などを客観的に見る事ができました。
また、結論をこちらが出すのではなく、自分で結論を出すように方向付けができました。
経費を支払っても、支払わなくても、どちらでも対応できるという気持ちで臨む事ができました。
(こうすべきだという強い思いが現れませんでした。)
穏やかな生活は、心の安定だけでなく、視野が広がり、柔軟性を発揮できるのではないかと思いました。
また、返信メールを拝見すると、相手の方も不平不満をぶつける事なく、穏やかに結論を導き出された(相手も穏やかになる)のではないかと思いました。