途切れる恐怖

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 このコラムを習慣にしようと意を決めたのは、2022年7月25日です。
その日から、450日ほど続いています。
 昨日、2時間程かけて書いた内容を全て誤って消してしまいました。
この時のショックは大変大きなものでした。
 その時、途切れる恐怖が襲ってきました。
 続けられなかった自分が、後悔し苦しんでいるのです。そして、自分を責めています。ミスをした自分、汚点を残したコラムを振り返っている自分、読者は、そんなに気にしていないから気にする事はないと慰めている自分、意思の弱い自分など、ネガティブな自分が、次から次へと現れてきます。
 他事があるので、コラムだけに時間を割くことができません。
何とかできないかと葛藤が始まりました。

 これより前から日記が習慣化に成功しています。母が亡くなった時も、通夜や葬儀であっても日記を描き続けた自分が励ましてくれます。どんな困難があっても、必ず乗り越えられるという根拠のない自信が沸き上がってきました。
 
 一旦は、諦める事も考えましたが、コラムを書くことにしました。

 十分な作品ではありませんが、何とか仕上げる事ができました。
しわ寄せは、日記や朝のトレーニングが引き受ける事になりました。
いつもならば、朝のうちに済ませてしまう事ができるのですが、1日かけ、隙間時間を活用して、何とかできあがりました。

 振り返ってみると、恐怖はネガティブな自分が登場している時に湧き上がっていました。
 コラムを書くか諦めるか、葛藤している時には恐怖感はありませんでした。
 どちらかを選択する自分は、両者とは別のところから両者を眺めていました。
 この場から、選択した自分にエネルギーを送っている感じがします。
 送られてきたエネルギーを使って、一気に書き上げる事ができ、何事もなかったかのようにコラムが仕上がりました。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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