夢を語る
別件があったので、夫婦で父の夕食の介護に行きました。
その時の妻の対応を観察している自分があります。
当然ですが、世話をする事の多い私とは、対応が異なります。
時々父の夕食の世話を妻にお願いをする時があります。入浴を終えて実家に向かう時、いつも
「テレビがついているから、様子を見てね。」
と言います。
「おかしいなあ。テレビを見る意思を示すことのない父が、何故妻が介護した時に限ってテレビがついているのか。」と、疑問に思っていました。
今日も、テレビの電源を入れ、食事をしました。食後、テレビがついたままだったので、妻が、
「テレビ、見てる?」
と、父に尋ねました。
私は、
「これだ。」
と、日頃思っていた疑問が解けました。
少しでも食事が楽しくなるようにテレビの電源を入れるのは、私たちですが、食事が終わったら、ベットに横になります。
横になるとテレビが机に隠れてしまうので、見ることは不可能です。
テレビが見えないにも関わらず、テレビがついているのは、妻の父を気遣う言葉かけに対して、父は思いやりをもって応えたためだとわかりました。
私は、妻に
「僕は、『テレビ、消してもいい?』と尋ねるよ。」
と妻に伝えました。
私の一言に妻は、不満を漏らしました。
夫婦喧嘩にはなりませんでしたが、夫婦喧嘩に至るまでの流れが、わかった気がしました。
ー流れー
1、ほんの些細な対応への違いに疑問が生まれます。
2、その疑問が、解決されないまま心の中に残っていると、それが不満になります。
3、その不満が苛立ちを生み、原因がわかると一気に怒りとなって爆発する。
4、相手に怒りのエネルギーが伝わり、怒りのエネルギーが返ってくる
こんな流れがあるように思います。
小さな疑問を解決する事を丁寧に始める事が怒りのエネルギーを作り出さないための秘訣のように思いました。
疑問を残したまま放っておいた自分に反省、反省。