夢を見た

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 毎晩、夢を見ることなく、熟睡をしています。割と寝つきがよく、目覚めもスッキリしています。
 ところが、今朝は、夢を見て目が覚めたという感じです。
 
 誰かわかりませんが、収監された友達が出所するので、温かく迎えようというチラシを作成したので、分担して配布するように依頼を受けた

という夢でした。

 現実ではあり得ないことですが、「ちょっと待てよ。」と、思考が働き出して目が覚めました。

 目覚めは、スッキリしていましたが、起床時刻は、1時間遅れでした。

 これは一体どういうことだろうと、思いました。

 夢は、寝ているときに必ず見るものだそうです。

 人は睡眠を取りながら、その日に記憶したことを脳が整理しています。その過程の中で、夢が生じているようです。

 ですから、基本的に寝ているときは必ず夢を見ていますが、実際には覚えていないということのようです。
 夢は一度の睡眠でも数回ほど見ていると考えられます。ただし、夢を見たと覚えているのは、起きる直前の20~30分頃に見た夢だけです。よって、この時間に見た夢がその人の夢として記憶されているということです。

 夢とは、人の深層心理が作り出している表現だと考えられています。そのため、何らかのメッセージ性が夢に現れることも多いようです。

 いずれせよ、夢は無意識のうちに生まれるものであり、自分自身が気づいていない心理状態を表していることになります。

 昔、「正義の味方」に憧れて、よく月光仮面や蔵馬天狗、鉄人28号などが出演するごっこ遊びをしたり、いじめっ子から女の子を助けたりしていました。
 幼い頃は、かなり正義感が強くなり、悪を憎む行動をとる事が多かったように思います。
 それが高じたため、逆にいじめに遭った体験もしました。
 そして、生きていく中で、
「罪を憎んで、人を憎まず。」
「正義は、場合によっては悪となる」
などと自分の正義感を揺るがす様々な体験から学んだ新たな考え方が、今の自分を創り出している事がわかります。
 
 「正義を貫き通すこと」「悪を憎むこと」は、誰の心にもあるように思います。
 そして、その「正義」や「悪」を一度疑ってみたり、事実と照らし合わせて吟味し直してみたりしながら、自分のあり方を決めようとすることもあるかもしれません。

 多様性の時代と言われ、何が正しくて、何が間違っているのか、判断し難い時代です。

 夢に現れた出来事そのものが今の時代を生きる難しさを表しているように思いました。

 いろいろな人が、それぞれの立場でいろいろな事をいいます。

最後の判断は、やはり「自分」になります。

 深い人間理解に基づいた自分の判断で動くしかありません。

今回の夢は、
「言動に責任がもてる自分を磨き続ける事が大事だ。」
と気づかせてくれる機会になりました。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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