コラム
同じ夢を見る
2023年9月14日
他人と仕事をするとき、報連相(報告・連絡・相談)が、大事だということは、誰もが知っていることだと思います。
共通の歩みをするためには、これがないと無駄な動きをしたり、誤った取り組みをしたり、トラブルの原因になります。
また、報連相がないと、常に不安を抱えながら取り組むため、仕事の効率が悪くなります。
また、共有する内容についても、どの程度の内容を共有すればよいのか、個々の理解の違いがあるために、伝える内容に違いが現れ、足並みがみだれます。
この事が気になっていた時に、ラクビーの日本代表のドキュメンタリー番組を見ました。
「同じ夢を見る」
素敵な言葉が飛び込んできました。
毎日の厳しい練習は、試合中のあらゆる場面で役に立つものです。その厳しい練習に耐え、さまざまな状況を想定しながら練習を積み上げ、勝つための戦略を練り、その戦略に合った動きを体に染み込ませ、連携プレーを鍛えています。
一人ひとりが別々のイメージを持っていては動きがバラバラになって、連携がうまく取れず、チグハグな動きが生まれてしまいます。
実際の試合の場面で、そのチグハグさが生まれて、相手チームに押され気味になった時、ある一人の思い切った動きをきっかけに、初心を思い出し、みんなが同じイメージを持ち、連携がよくなり勝利を手にしました。
「同じ夢を見ている」・・・その姿がプレーに現れているのです。
感動の一瞬でした。
そして、同じ夢を見ることは、仕事でも同じことなのだろうと思いました。
報連相は、正に同じ夢を見るための練習そのもののように思います。
完成した仕事のイメージが同じであれば、そのためにどこで誰が何を考え、何をすればよいのかが、イメージできます。全てわかっていると安心して取り組むことができます。そして、お互いを信じて自分がすべきことをすればいいので、不安なく安心して集中して仕事に取り組む事ができます。
そして、同じ夢を見る仲間が、多ければ多いほど、大きな仕事ができるように思いました。
報連相を繰り返して、同じ夢を追いかけ、仲間を増やし、みんなで一緒に大きな仕事がしたくなりました。
関連するコラム
- 自分を操る自分 2023-10-28
- 支えて合う事 2023-09-23
- 一緒にいる事 2024-04-11
- 自分の考えに引き込む事の功罪 2024-05-11
- 生きる力は、駅伝の襷? 2022-12-30
カテゴリから記事を探す
須田敏男プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。