教職員の働き方は、他人事ではない
他人と仕事をするとき、報連相(報告・連絡・相談)が、大事だということは、誰もが知っていることだと思います。
共通の歩みをするためには、これがないと無駄な動きをしたり、誤った取り組みをしたり、トラブルの原因になります。
また、報連相がないと、常に不安を抱えながら取り組むため、仕事の効率が悪くなります。
また、共有する内容についても、どの程度の内容を共有すればよいのか、個々の理解の違いがあるために、伝える内容に違いが現れ、足並みがみだれます。
この事が気になっていた時に、ラクビーの日本代表のドキュメンタリー番組を見ました。
「同じ夢を見る」
素敵な言葉が飛び込んできました。
毎日の厳しい練習は、試合中のあらゆる場面で役に立つものです。その厳しい練習に耐え、さまざまな状況を想定しながら練習を積み上げ、勝つための戦略を練り、その戦略に合った動きを体に染み込ませ、連携プレーを鍛えています。
一人ひとりが別々のイメージを持っていては動きがバラバラになって、連携がうまく取れず、チグハグな動きが生まれてしまいます。
実際の試合の場面で、そのチグハグさが生まれて、相手チームに押され気味になった時、ある一人の思い切った動きをきっかけに、初心を思い出し、みんなが同じイメージを持ち、連携がよくなり勝利を手にしました。
「同じ夢を見ている」・・・その姿がプレーに現れているのです。
感動の一瞬でした。
そして、同じ夢を見ることは、仕事でも同じことなのだろうと思いました。
報連相は、正に同じ夢を見るための練習そのもののように思います。
完成した仕事のイメージが同じであれば、そのためにどこで誰が何を考え、何をすればよいのかが、イメージできます。全てわかっていると安心して取り組むことができます。そして、お互いを信じて自分がすべきことをすればいいので、不安なく安心して集中して仕事に取り組む事ができます。
そして、同じ夢を見る仲間が、多ければ多いほど、大きな仕事ができるように思いました。
報連相を繰り返して、同じ夢を追いかけ、仲間を増やし、みんなで一緒に大きな仕事がしたくなりました。