区切りをつける
夏休みも残り1週間となりました。
後半のラジオ体操が始まったのですが、子どもたちの参加人数が、前半の30%程となり、かなり少なくなっています。
ラジオ体操をしなかった1週間で、子どもたちの生活のリズムが、崩れてしまったのだろうと思います。
それに比べて、参加される高齢者の方の参加率は、ほとんど変わりません。
これは、高齢者の方は、早起きが習慣になっているため、ラジオ体操のために早起きをする子どもとの違いとなって現れているのだろうと思います。
このことから考えると、参加している30%の子どもたちは、早起きの習慣が、身についているのかもしれません。
そして、参加している子どもたちのラジオ体操をする姿を見ていると、真面目で、素直な子が多いように思いました。
この事は、習慣化には大変役立つ資質だと思います。
習慣化は、新しいことを始める事になるため、脳の働きから考えると、これまでの状態を維持しようとするため、ある程度抵抗を感じる事になります。
この真面目で素直な資質は、新しいことを「大事なこと」ととらえ、抵抗するよりも、受け入れようとする動きを支えてくれます。
習慣化に必要な内容の一つに、目標設定がありますが、この真面目で素直な資質が役に立ちます。
それは、目標は「大事なこと」であり、それを受け入れる事が、自身の成長につながると考え、行動しやすくなるからです。
例えば、整理整頓の習慣を身につけようとした時に、「面倒だ。」と思うと、習慣に抵抗する事になりますが、「大事なことだ。」ととらえると習慣を受け入れようとします。
よく考えると、抵抗する自分も受け入れる自分も、どちらも誰にでもありそうです。
どちらを選択しやすいかという程度の違いのように思えてきました。
もしかすると、参加した30%の子どもたちは、これまでに、真面目で素直になるように育てられる機会が多かったのかもしれません。
書きながら、真面目で素直な心は、誰にでもあり、その心を育てる機会を増やす事が大事な事だと思いました。
ラジオ体操をラジオ体操にやってくる子どもたちの真面目さと素直さを育てる機会と考え、真面目さと素直さが伸びる言葉かけをしていきたいと思います。