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コラム

平静さを保つコツ

2023年8月18日

テーマ:メンタルヘルス

コラムカテゴリ:くらし

 感情の起伏が激しかった頃が嘘のように、穏やかに過ごす時間が多くなりました。
 トラブルも少なくなり、順調に物事が進む事が増えているようにも思います。
 この状態を作り出せるのは何故か、過去の自分と比較しながら探ってみることにしました。

 一番大きな違いは、自分を見つめる時間が増えたことです。
 
 その結果、自分の状態管理が上手くなったように感じます。

 中でも、自分の状態を、身体、感情、思考から眺める事ができるようになった事が大きいな要因のように思います。

 以前は、丸ごと「自分」と見ていました。それが、分析的にみるようになりました。自分の中にあるいろいろな自分が、その時々の状況に合わせて、登場しているように考えるようになりました。
 その上で、どの自分も、この3つの視点からとらえる事ができ、それぞれの状態を鍛える事で、管理しやすくなったように感じています。

〜身体の状態〜
 毎日のトレーニングを通して、穏やかな状態から苦しい状態までの身体の変化を知ることができたり、体調の変化を感じたりする事ができるようになってきました。その事で、無理ができるか、無理せず休ませるか、身体に相談しながら、身体を使う事ができるようになってきたように思います。
 「今は、休憩が必要かな?」「ちょっと無理してもいいかな?」などと身体と会話しながら、生活する事が増えてきました。

〜感情の状態〜
 1日の生活に見通しをもち、すべき事が順調に進むようにし、生活のリズムを壊さないように注意する事が増えたように思います。
 不意の出来事には迅速に対応し、誠実な対応をし、充実感を味わう時間にします。雑多な感情が湧き上がらないように集中して取りかかります。
 すぐに対応できない場合は、どこかに埋め込むように計画を見直します。
 今は、充実感につなぎ、充実感を味わうように生活にしています。

 集中している分、息抜きをしたくなるので、休養をとります。

 その時間を感情が自由に遊びまわる時間に当てている感じです。
 
 今はテレビを観たり、ゲームをしたり、遊んだり、買い物をしたりする時間が、それになっています。

 今は、まだ鍛えるというよりも漂っている感じです。

 真善美を追い求めなければ、味わえない感情があるように思います。

 感情を鍛えると豊かさが味わえると思っています。
 
 ここが、課題です。


〜思考の状態〜
 いつもの自分が問題を引き起こすと考え、問題を新たな自分作りのチャンスと考えています。自分を常に成長進化する存在と考え、学びの場を広げている感じです。
 読書の時間を設けて、修養の機会にするようにしています。
 昔は、読書をする時間より行動する時間を大事にしていたように思います。今は、自分の在り方が、全てを決めると考えて自己研鑽のために読書をしています。
 今は、ヤマニヤマ、大学中庸、致知などを読んでいます。


 感情のコントロールが一番難しいのですが、自由奔放に動き回る子猫を可愛がるように、感情を眺める事ができる時は、全ての感情が愛おしくなります。
 感情に乗っ取られる事も多いのですが、「苦しんでもいいよ。」「辛くてもいいよ。」と感情に声をかけられる事が、増えてきたように思います。

この記事を書いたプロ

須田敏男

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男(あすなろ教室)

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