意図的変化を味方にする
考え事をしていると、アッと言う間に時間が過ぎていくことを経験した事はきっとあると思います。
将棋でも1時間の長考をすると聞くと、人間の考え続ける力の凄さに驚かされます。
そして、流れている時間と思考する時間とは、関係がないことがわかります。
ただ、遊びに夢中になっていると時間が経つのを忘れてしまうことに似ていますが、この場合は、意思というよりも感情に動かされて時間が過ぎていくことになります。ですから、思考を使ったわけではありません。
感情が高ぶり、感情のエネルギーを使い果たす(飽きる)まで、時間を使うことになります。
この場合は、
感情→身体
とエネルギーが流れていきます。 行動(身体)は、感情エネルギーが元にあります。
思考の場合も同様で、思考エネルギーを使うことになります。
この場合は、
思考→感情→身体
とエネルギーが流れていきます。
直接、思考→身体とはならず、感情を通って身体にエネルギーが伝わっていきます。
例えば、つまらない事は、やりたくないのは、この感情エネルギーが湧き上がらないためです。
でも、つまらない(感情)と感じたことでも、思考エネルギーを使えば、
役に立つ(思考)→つまらない?いいかも(感情)→やってみる(身体)
とエネルギーが流れて行動(身体)することができます。
その1
この遊びはつまらない(感情)→遊ばない(身体)
↓ (思考を加える)
変化を楽しめる(思考)→面白そう(感情)→遊んでみる(身体)
その2
楽しそうでないから(感情)→参加しない(行動)
↓ (思考を加える)
絆を深める大事な機会(思考)→やり甲斐がありそうだ(感情)→参加してみる(身体)
その3
つまらない(感情)→手伝いたくない(身体)
↓ (思考を加える)
困っている人の助けになる(思考)→かわいそう(感情)→手伝う(身体)
その4
辛くて(感情)→何もしたくない(身体)
↓ (思考を加える)
何もしない事を喜ばない(思考)→喜んでもらいたい(感情)→動いてみる(身体)
このように、感情に流されずに、思考を働かせ、深い部分に価値を見出したり、意味を考えたり、置き換えたりすることで、行動(身体)を変えることができます。
単純でつまらないと思ってなかなか取り組めなかったトレーニングでも、楽しくする方法を考える時間や全く別の事を考える時間にしたら、つまらないと思っていたトレーニングを続けることができるようになりました。
同様に、苦しみや悲しみや辛さを感じる時間も、うまく思考を使うと行動(身体)を変える事ができそうです。
思考も使い道がいろいろありそうです。